注文住宅に決めるまでに┃大変だったこと・良かったこと・後悔したこと【インタビュー】

1年ほど注文住宅を買うか悩み、最終的に購入の決意をした千葉県在住のYさん(33歳、男性)にインタビューをさせていただきました。

購入までに悩んでいたことや実際に住んでみて良かったこと、設計で失敗したことなどについてお伺いしました。

インタビューのなかで特に興味深かったのが、ハウスメーカーと工務店の各社へ訪れそれぞれ感じた相違点。そして住宅会社を決めるきっかけになってことなど。

これから新築の購入を検討している方は必ず同じような経験をするだろうという内容になっていますので是非参考にしてみてください!

※PR活動を含みます。

注文住宅か建売か悩んでいた時期

私たち夫婦は第二子の出産を期に、それまでの賃貸住宅では手狭になってしまうと感じていたので家の購入を考えていました。

私も妻も一軒家育ちだったため、マンションという選択肢は考えていませんでした。とは言え、確かに駅近のマンションならば通勤も便利だし一軒家にはない魅力があることも理解しています。

ただ隣室や上下階への騒音が気になることや、ましてや小さな子供が居ると相当うるさいんじゃないかと、近隣のことを気にしてしまうのが嫌だったんです。(最近のマンションは防音がしっかりしているとは聞きますが・・・)

新築分譲マンションを見つけてモデルルームにも行きましたが、駅近のマンションでは予算がまったく追いつかないという現実も知り、結局駅から少し離れたマンションなら手が出せるかも・・ということが分かり 、どうせ駅から離れるなら一軒家を購入した方がいいだろうという結論に至りました。

 

そこで再び迷ったのが、注文住宅か建売住宅か?という問題です。

  • 注文住宅=満足できそうだけど高そう
  • 建売住宅=不満が出そうだけど安そう

勝手ですが、友人から聞いた話を鵜呑みにしたこともあり、この家並みだけで2〜3ヶ月は迷っていました。今思えばネット調べるだけでなく、住宅メーカーや建売のモデルハウスに足を運んでおいても良かったのかなとも思っています。

 

急に土地が手に入ることになった

私たちは土地を所有していなかったのですが、家の購入を考えていることを親に話したら祖母の土地の一部名義が母の土地になっているということを知りました。

土地の相続に関する知識はまったく無かったのですが、調べたところ「生前贈与」をすれば祖母と親の土地をそのまま譲り受けることができるということを知りました。

母も私たちが近くに住んでくれるのは大歓迎ということで、妻も同意のもと母の土地に注文住宅を立てることに決めました。

ただし、実際は少し複座で土地の所有者は以下の3人で分割されていました。

  1. 祖母
  2. 母の妹

1.祖母と2.母の所有分に関しては生前贈与という形で手続きのみで譲渡が受けられましたが、「母の妹」の名義分に関しては贈与税を支払う義務がありました。

しかし土地が1/3の贈与税だけで手に入るとはまったく運のいい話です。

後日談になりますがハウスメーカー担当者の提案で、土地1/3をさらに夫婦間で分割したほうが税金的に良いとのことだったので、その通りに対応しました。

 

ということで、土地が激安で手に入ることが分かったのでウキウキ気分で住宅展示場へ行くことにしてみました。

始めての住宅展示場!モデルハウスを見学した!

住宅展示場では様々なハウスメーカーのモデルハウスがあり、「どのメーカーに行ったらいいか分からない」という状態でしたが、CM等で聞いたことのある有名ハウスメーカーから訪れました。

やはり大手ハウスメーカーさんは、住宅展示場内でもいい場所に立地しているな〜と思いました。笑

初めて展示場へ訪れた日はヘーベルハウスへ行きました。翌週は積水ハウスとミサワホーム。

今思えば、どれも高価格帯のハウスメーカーばかりですね。笑

 

モデルハウスへ行くと女性スタッフが出てきてアンケートの記入を行い、その後に担当者となる営業マンとご挨拶という流れでした。

営業マンと一緒にモデルルームを見ながら説明を受け、個室などに入り打ち合わせをするというのが一般的ですね。

 

この時は「注文住宅を建てるぞ!」と意気揚々としていたので、モデルルームへ行くのは楽しくてしょうがなかった時もありました。

だたし、ハウスメーカーの選定もせずに展示場へ行くのは大きな間違いでした。

 

どのハウスメーカーも「次回の打ち合わせはいつにしますか?」と

営業側からすれば当たり前のことですが、お客様を他社に取られてしまいたくないため次から次へと週末の打ち合わせをお願いされます。

こちら側としたら

  1. どんなハウスメーカーか知りたい
  2. カタログをもらいたい
  3. この予算でどんな家が建てられるのか知りたい

という感じで気楽にモデルハウスを訪れる方も多いと思いますが、なかなか簡単にはいきません。特に「3.この予算でどんな家が建てられるのか?」、つまり簡単な設計図(主に家の大きさと間取りですね)を作ってもらうまでは時間がかかります。

打ち合わせ時間は平均して1〜2時間くらいで、これを3〜4回行った後にようやく設計図が出てくるのが普通でした。

1社から設計図をもらうだけでこれだけの労力を費やさなければなりません。

 

打ち合わせの内容は、

  • そのハウスメーカーの良いところについて
  • 予算の組み方について
  • 家族構成や将来的なプラン
  • どのような家を希望するか

などを基本に、趣味などプライベートに関する話を多くします。家族のライフスタイルを伝えることは家の設計に大きく関わってくるので、遠慮せずにどんどん話したほうが良いなと思うようになりました。(最初は恥ずかしかったですけど)

そして、これらのヒアリングを元に間取りを作ってもらえるのが基本でした。

 

打ち合わせを進める中で印象的だったのが、どのメーカーの担当者も「何とか近いうちにもう一度打ち合わせさせて欲しい」という熱意を感じること。

もちろん担当者によって違いはあるものの、あるメーカーの担当者は一度モデルハウスを訪れただけで翌日に自宅まで来られるなど、ちょっとした迷惑行為じゃない?と思うほど熱心な方もいましたね。

この担当者はちょっと厳しいな・・と感じていても、なかなか断りにくいのも注文住宅ならではのあるあるかもしれません。なにせ一生に一度のお買い物ですから。

ただ、いくら気に入ったハウスメーカーでも、担当者との相性が合わなければ購入には至らないんだなとも感じましたね。

 

私の経験上、住宅展示場へ訪れるなら本当に希望しているハウスメーカーを厳選してから訪れるのがよいかもしれません。

カタログなどはネットで集められますし、地元工務店も探せばいくらでも出てくるハズです。事前に情報収集をどれだけするかによって、今後の家づくりのストレスを大きく軽減させることができるんじゃないかと思います。

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それでもハウスメーカーで建てることにした!

ハウスメーカーによっては不満ばかり残ったところもありましたが、概ねどのハウスメーカーの担当者さんも丁寧な方が多かったのも事実。

私はハウスメーカー以外にも、地元の工務店にも2社訪れましたがやはり決め手は担当者の信頼感でした。

工務店の方も丁寧で良い方でしたが、ハウスメーカー担当者のほうが建築業界全体の最新情報や、住宅ローンを含めた資金計画プランを明確に説明してくれるなど、あらゆる点で“困った時も信頼できる”と感じたからです。

また難しい諸手続きなどを全て代行してもらえるのもハウスメーカーの利点だと思いました。(少なくとも私が訪れた工務店では、住宅ローン等の手続きはすべて自分でやらなくてはならないようでした)

ハウスメーカーと工務店はそれぞれ異なる特徴があると思いますが、“ラク”という点ではハウスメーカーに利点があると思います。

住宅ローンは土地の手続きから、建築登記事項まですべて代行してもらるので、日常生活に大きな支障を出さずに家づくりを進めることができたのが良かったと思います。

 

注文住宅は高い?工務店と比べてみてどうだったか

私がハウスメーカー各社と工務店2社から見積もりと取った結果ですが、ほとんど変わりはないというのが実態でした。

注文住宅を低価格で建てるなら以下の選択肢しかないように感じます。

  • ローコストハウスメーカー
  • 地元密着の小さな工務店

工務店というのも様々あり、デザインからしっかり行う会社もあれば、低価格のためにシンプルな家づくりを推奨している会社もありました。規模の小さな工務店もあれば、県内エリアすべてをカバーしている大規模工務店もありました。

ですので、一概にハウスメーカーは工務店より価格が高いとは言い切れないかもしれません。

ただし。積水ハウスとヘーベルハウスと住友林業は高かった。笑

 

注文住宅を建てて良かった点

その後、家は無事に建ちまして気がつけば1年ほど生活しています。

はじめは注文住宅か建売住宅か悩んだ時期もありましたが、今となっては注文住宅の良さをとても実感しています。

まずは注文住宅のどんなところが良かったのか、いくつか挙げてみたいと思います。

 

家族のライフスタイルに合わせた自由な間取りが作れた

注文住宅の最大のメリットは自由な間取りを作れることだと思います。

とにかく細かいところまで好きなように設計できるのが良かった。将来的な家族構成と、趣味などのライフスタイルに合わせた収納づくり。リビングの採光も生活に合わせて作れたり、日々のストレスを軽減させる理想的な家づくりができたと思います。

 

好みの外壁カラーで自分らしい家に

分かりやすく注文住宅である特徴が出るのが「家の形と外壁」だと思います。隣家と明らかに違うデザインなら余計の注文住宅感も出ますね。

こればかりは建売住宅ではどうしようもなく、家に帰る時に自宅を見ると「あ〜自分の家だ」という所有感に満足しています。

 

駐車場もスムーズ!車の大きさに合わせて余裕のあるサイズに

駐車場の設計はとても時間がかかりました。

車の大きさ、ドアの開閉がスムーズにできるか、勾配はきつくないかなど様々なことを考え無くてはならないと知り、設計をする上でとても悩みました。

おかげでミニバン1台+軽自動車1台くらいなら入る広い駐車場が作れたため、来客時でも安心して迎え入れることができる家に。設計士さんには様々な提案をしてもらって感謝しています。

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注文住宅の設計で後悔している点

ほぼ満足できる家づくりができたとは言え小さな失敗点もありました。いくつか紹介するので、これから注文住宅を建てようと思っている方の参考になればと思います。

 

コンセントがもう少しあれば良かった

生活に欠かせないコンセントは必要以上にコンセントを配置したつもりでした。

ところが、実際に生活してみると

  • ここにもコンセント欲しかったぁ!
  • この高さにコンセントがあればよかったぁ!

という不満が出てくるものですね。

極論言ってしまえば「1つの壁に1つ以上のコンセント」くらいあってもいいかもしれません。将来的に部屋のレイアウトを微妙に変えるだけでコンセントの使い勝手が大きく変わってきます。

なのでコンセントは必要以上に付けたほうが良い。と断言できます。

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小窓に庇(ひさし)を付ければよかった

我が家は三角屋根のないフラットな住宅なので必要以上に庇がありません。外観のデザインこそスッキリしていていいんですが、雨の日は基本的に窓を閉めるというのが必須。

とくに一般的なスライド型の窓だと、雨がめちゃくちゃ入ってくる。

こちらはリビング階段の窓なんですが、この窓を開けると1階と2階の空気が大きく入れ替えられます。ところが、庇を付けなかったがために雨の日は開けることができません。窓を開けて外出し、途中で雨が降ってしまい帰ったら階段が濡れていた・・・。なんて経験もしました。

ここは庇があるだけで全然違ったと思います。

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北側にもっと窓があっても良かった

明るい家=南の光がたっぷり入る明るい家というイメージあったので、南側は大きな窓にしてしっかりと採光を取れるようにしていました。ところが、住んでみると北側の窓からの光はとても重要ですね。

晴れでも曇りでも雨でも安定して一定の光が入るため、本当に部屋が明るくなるんですね。

我が家の北側に窓をたくさん付けるのは設計上か難しかったんですが、もう少し北側窓があっても良かったかなと思っています。

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さいごに

ということで、千葉県在住のYさん(33歳、男性)に家を建てるまでの経緯から、実際に住んでみてよかった点や不満点をお聞きしました。

運良く土地を手に入れられたとは言え、営業マンとのやりとりでご苦労なさった様子が伺えましたね。

注文住宅で良かった点や、後悔している点などは、これから家づくりを始める方にとってとても参考になるのではないでしょうか。

 


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