若い世代に人気の「平屋」の魅力とは!?特徴からメリット・デメリットまで全解説!

平屋と言えば定年退職をした年配のご夫婦がのんびり暮らしているイメージがありますが、最近では若者や子育て世代の間で人気が出ているのをご存知ですか?

その理由として、これまでの古風で野暮ったいという平屋のイメージが、現代的でスタイリッシュなデザインの建物という意識に変わりつつあり、これらが数多くの雑誌で取り上げられていることで若い子育て世代の間で平屋に憧れがを持つ方が増えています。

事実、住宅メーカー・工務店・建築事務所などではお洒落な平屋住宅が数多くラインナップされていおり、これから注文住宅を建てる方やリフォームを考えてる方の選択肢のひとつとして「平屋」を検討されている方が増えています。

平屋住宅を探してみたいと考えた場合、当然ですが地域によって平屋住宅に対応している住宅メーカーは異なり、工務店や建築事務所であればエリアが限られます。

平屋のカタログ請求から設計図を作ってもらいたい方、平屋住宅に対応した複数社の間取り・プランを見たいという方は一括請求することも可能です。

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では、平屋の何がそんなに魅力的なのか?そんな平屋の魅力を探ってみましょう!

 

 

平屋が人気の理由

平屋はスタイリッシュでお洒落!と若い世代で人気

マンションのように1フロアで生活でき、かつ戸建てのように庭を持てるなど、マンションと戸建ての良い点を兼ね備えている平屋。

2階建て住宅では決してできない自由度の高い設計によって、天井高を気にせず吹き抜けのような高い空間を演出したり、天井からの光を存分に取り入れたりと、今の平屋はスタイリッシュで生活しやすい!という認識に変わってきています。

「自分のライフスタイルを最も表現できるの平屋」

と言っても過言ではありません。

しかし、平屋を建てるにはそれなりの広い土地が必要だったり、現実的には都心から離れた郊外で暮らすことになったりと通勤面で考えるとちょっと不便なことも。

同時に、数多くが2階建て住宅となっている日本で、自分の家だけ平屋にするというのは少し勇気がいるという方もいると思いますが、最近では「平屋に見えない平屋」というスタイルもあります。

設計図次第では、1.5階建てのような建物で暮らすデザインも数多くあり、自由な設計が魅力の平屋を存分に楽しむことができるのも魅力のひとつです。

 

平屋のメリット

生活動線がシンプルでスムーズ

生活動線の中で最も大変なのが階段の昇り降りですが、平屋は階段がないことで洗濯、掃除機、荷物の出し入れなど家事を効率よく済ますことができるので時間を有効的に使えます。

実際、マンションから戸建てに住み替えた方の多くが感じるデメリットは「階段の昇り降りが大変・・」ということ。

子育て世代であれば子供を抱っこしながら1日数十回は昇り降りすることになるので「マンションは楽だった・・・」と感じている方が多いのが事実です。

その点、平屋は1フロアで生活でできるので生活動線がとてもシンプルで、マンションのようにスムーズに動くことができます。

 

子供の怪我の心配、子育ての安心感

子育て世代にとって心配なのが小さな子供が家で怪我をすること。

特に階段からの転落は非常に危険で、場合によっては大怪我に繋がることもありますが、平屋はそもそも2階がないのでキケンな遊びをすることができません。

他にも1フロア内で生活できるので、家事をしながら子供への目が届きやすいという点でも安心できます。2階で洗濯を干している時など、小さな子供を1階に置きっぱなしにするのは心配ですが、そのような不安点が減るのはとてもメリットです。

平屋は2階がないことで子育てしやすい設計になっているのが特徴と言えます。

 

家族とのコミュニケーションが取りやすい

住宅設計で問題になりがちなのが、家族とコミュニケーションを取りやすい空間が作れるかという点。

一般的には玄関からリビングを通らないと2階に上がれないようリビング階段にしたり、子供部屋をわざと狭くしてなるべくリビングで生活できるよう設計したりと、様々な工夫を凝らさなくてはなりませんが、平屋だと必然的に子供とコミュニケーションが取れる空間づくりができます。

家の出入り、子供部屋の出入りの際に必ず顔を合わせることになるので、いつ帰ってきて、いつ家を出ていったのか分からない・・・なんてトラブルを防ぐこともできます。たとえ子供が部屋に引きこもっていても、それなりに気配を感じることができるのもポイントです。

何よりも子供が思春期になる前から、親とコミュニケーションを取る機会が多い暮らし方をすることで、子供の成長も変わってくるのではないでしょうか。

 

高い天井で開放的な空間を作りやすい

2階建て住宅であれば「吹き抜け」と呼ばれる開放的な空間は、実際に済んでみると暖かい熱が天井まで上がり過ぎて「冬は寒い・・」というデメリットを持っています。

その点、平屋の天井は240~300cm程度の高さを自由に作ることができるので、1.5階のような空間で冬場も寒すぎない開放的な空間を作ることができます。

大胆に梁を出したり、天井を斜めにつくる勾配天井にしたりと、スタイリッシュな空間を演出しやすいのもポイントです。

 

平屋は構造的に強い

住宅そのもに高さがないため、平屋住宅の構造はとても強いのも特徴です。

2階がないことで躯体(くたい:建物の構造体)が強いのは当然ですが、台風や地震などの災害の危険度も下がり、万が一火災などの場合もサッと逃げ出すことができます。

最新の住宅メーカーは災害対策、とりわけ耐震にはかなり力をいれてセールスポイントにしていますが、そもそも平屋は2階の重さがないため考え方がまったく異なります。耐震性を考える時に重要なのは建物の重量ですが、重量が重いほど揺れが大きくなる分、平屋は重量が軽いために揺れを抑えることができます。

揺れが少なくなればなる分、構造上の木材のズレも少なくなり、小さなものだと壁紙が破れるなどの被害リスクも減り、メンテナンス面にも強くなるという効果があるのもポイントです。

 

建てた後のメンテナンス費用が安くすむ

戸建て住宅は必ず定期的にメンテナンスが必要です。

某最大手ハウスメーカーの一例を挙げると、家を建ててから30年以内に掛かるメンテナンス費用は400~600万円という大金が必要で、メンテナンスを受けないと自宅の保証が受けられなくなるという仕組みが存在します。これは某メーカーの特殊な金額の話ですが、それでも建ててから30年もすれば数百万円が必要になるものです。

外壁、屋根、バルコニー、建物部材、室内、住宅設備・・・などなど、これらを数年~10年単位で受けていくことになります。

平屋住宅の場合、構造体がシンプルなのでメンテナンス項目が少ない上に、メンテナンスを受ける際の足場を組む費用も抑えることができます。足場は組むにはおおよそ20~30万円(1m²あたり700~1,000円の間が相場)がかかりますが、これらのメンテナンス費用を安くすることができるのもメリットです。

平屋住宅は建てた後に高額なメンテナンス費用が掛かりにくいというのも特徴の1つと言えます。

 

階段不要は意外とスペースが作れる

平屋には階段が必要ありませんが、2階建て住宅では階段スペースをどれくらい使っているかご存知でしょうか。実は、一般的に階段とホールを作るスペースは4~5畳分が必要と言われており、これだけのスペースがあれば子供部屋や書斎、収納スペースなど様々な活用方法があります。

平屋は狭くて設計しづらいと考えている方も多いと思いますが、意外とこのようなメリットがあることも覚えておくと良いと思います。

 

老後も安心のバリアフリー設計

終の棲家となる住宅は、高齢者になると階段を上るのがきつくなります。場合によっては階段を上れなくなって2階をまったく使わない生活が待っているかもしれません。

その点、階段に上がらなくていい平屋住宅は全体バリアフリーにする事が可能なので高齢になっても安心して暮らすことができます。子供が出て行った後もせっかくの2階スペースが無駄にならず、それでいて生活しやすい動線は確保できているというのもメリットのひとつです。

平屋に住みたいと考えてる方のほとんどが老後の生活を見越して選んでいるのも事実です。

 

平屋のデメリット

広い土地が必要になる

同じ面積の土地であれば2階建てに比べて狭くなってしまいますが、その分建設コストは安くなるのが一般的です。

都心部などの狭い敷地に平屋を建てるのは現実的な話ではありませんし、周囲の環境を含めた土地探しが必要になるので、簡単に平屋に決めるということはオススメできません。

あくまでも適切な土地があっての平屋住宅、ということをしっかりと検討しておきましょう。

 

坪単価が高くなる

平屋は2階が無いことで建物の床面積が減るため坪単価は高くなってしまいます。

例えば、建坪35坪の家を平屋と2階建てで比べた場合、平屋のほうが基礎部分の面積が広くなるため、工事に必要な費用も増えてしまい坪単価が上がってしまいます。上から見た場合も平屋のほうが屋根面積も大きくなるため、工事費用が上がってしまいます。

いわゆる「平屋は憧れるが贅沢」と言われるのは、この坪単価の高さが原因です。

 

プライベート空間を上手く設計する必要がある

平屋はフラットな空間で家族が過ごすため、互いのプライベートを確保するのが難しいというデメリットがあります。

フラットな空間=マンションでも同じことが言えますが、マンションに比べて圧倒的に立体的で開放感のある空間が作れるため、プライベート空間を上手に設計しないと家族間でストレスを抱えてしまうケースが出てきます。

例えばロフトを作る、部屋はドアをしっかり作る、リビングに仕切りを作るなど、お互いのプライベートが保たれるよう意識しなければなりません。平屋の間取りはシンプルであるがゆえに、しっかりとした空間を設計する必要があります。

 

防犯面はしっかりと考える

全ての部屋が1階であるため、どの部屋にいても防犯には気をつけなくてはならず、基本的には防犯ガラス、センサーライト、防犯カメラの3つは基本要素となります。

2階建て住宅に比べて、平屋は1階の部屋数が増えることで窓が多くなりやすいため、様々な防犯対策を考慮しなくてはなりません。

最も効果が高いのは鮮明な防犯カメラの設置ですが、その他にもプライバシーを確保しつつ目隠ししすぎない家づくりをするなど、環境に合わせた防犯を心がけるようにする必要があります。

 

さいごに

ということで、近年人気が高まっている平屋住宅についての特徴や、メリット・デメリットについて紹介しました。

平屋住宅の外観をもっと見てみたい、対応メーカーを知りたいという方は色々調べてみると「理想的な平屋住宅」が見つかるかも知れません。平屋は一般住宅に比べて参考にするものも少ないので、活用できるものは活用して情報収集をしてみると良いと思います。

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