洗面所は生活するうえで必要不可欠な空間。朝起きてからの洗顔や歯磨き、鏡を見ながら化粧をするなど、日常生活において用途はさまざまです。
注文住宅は自由な間取りを作れるのが魅力ですが、洗面所はLDKに比べて軽視されがちかと思います。
ただし設計士の考えはそうではありません。生活基盤となる水回りの設計は、LDKよりも重要かつ難しい設計になるため、非常に気を使うポイントです。
水回りにはキッチン、バスがメインですが、洗面所も重要な場所の1つ。そんな洗面所について、最適な設計をするためのポイントを詳しく紹介します。
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洗面所の広さは最低でも1畳(3.3㎡)必要!
まずは洗面所の理想的な広さを知るために、洗面所に関わる設備や道具のサイズを確認しましょう。
洗濯機(洗濯パン) | 640 ~ 800mm角 |
洗面器 | 幅:750mm〜900mm 奥行:600mm |
必要な収納スペース | 300mm×1000mm以上 |
洗濯機を設置する洗濯パン(または防水パン)のサイズは、標準で640mm角の正方形です。
家族人数が多いと洗濯機も比例して大きくなり、洗濯パンのサイズも変わります。
大きいもので640mm×800mmなので、洗濯パンは800mm角のスペースが必要だと計算します。
洗面器のサイズは幅(間口)だと750mm〜900mm、奥行だと600mm程度です。
ワンルームであれば600mm×400mmの規格サイズで十分ですが、注文住宅=2人以上だと考えた場合は大きさが足りません。
将来子供が増えることも考えて、洗面器は900mm×600mmの大きさが必要だと考えたほうがベターです。
必要な棚の大きさについては、洗剤やタオルなどのサイズから算出します。
バスタオルの標準的なサイズは1300mm×700mmで、縦半分に折ってから畳むと二辺が350mmの四角形になります。
また洗剤・柔軟剤・漂白剤などは買いだめする可能性もあるので、スペースには余裕があるとよいでしょう。
結果として収納スペースは300mm×1000mm以上あることが理想的と言えます。
ここまでの結果+人間が問題なく動けることを考えると、形はどうであれ最低でも3.3㎡(1坪)ほどが洗面所で必要な広さとなります。
ただあくまで洗面所に限った場合ですと、スペースはもう少し縮小できます。
脱衣所と洗面所は必ずしも一緒でなくても良いが
大体の住宅では「洗面脱衣室」として洗面所と脱衣所をまとめていますが、洗面所と脱衣所は一緒でなくとも構いません。
まとまっていた方が便利に思うかもしれませんが、洗面所と脱衣所を分けることで来客があっても見せやすくなりますし、人とブッキングする心配も無くなります。女性が脱衣所にいなら、たとえ旦那でも父親でも見られたくないと思うのが普通ですよね。
ただ、給排水設備面に関しては洗面脱衣室としてまとまっていた方がシンプルですし、建具なども一部屋分余計に必要となるので覚えておきましょう。
2階建て以上ならば各階に洗面所を作るのが基本
住居が2階建て以上ならば、洗面所は各階にあると便利です。
1階にしか水周りがないと、2階で水を使いたくとも、いちいち1階まで降りてこなければなりません。もちろん手洗いや歯磨きも同様です。
洗面所に限った話ではありませんが、スペースやコストに余裕があるならば階ごとに水回りを作るのが一般的です。
床は防水フローリングかタイルで撥水性を
洗面所の床はフローリング素材は、防水性のあるタイプやタイルフロア、クッションフロアなど撥水性のある素材を使用します。
水分と相性がよい素材は、住宅メーカーのインテリアコーディネーターが提案してくれるので特に気にする必要はありませんが、それぞれの素材によって価格は大きく異なるので見積もりだけはしっかりと確認したほうが良いと思います。
床の色は、一目で汚れやゴミ・髪の毛が落ちているのが分かりやすい乳白色がオススメです。
壁紙は白が無難で撥水・防カビが重要
壁紙は湿気に弱いので、必ずと言ってよいほど撥水・防カビ素材の壁紙を提案されます。ここはデザインに囚われずに提案された素材から選ぶのが無難でしょう。
色は床と同じく白が人気です。水回りは明るく使いたいという方が多いことや、そもそも洗面所は北側の日陰エリアに使われることが多いため、暗い印象を避けるためにも明るい壁紙を選ぶ方が多いです。
玄関かつLDKに近い間取りが多い
洗面所は玄関とLDKに近い場所に設計されることが多く、実際それが理想的と考えるのが無難です。
帰宅時に手洗いうがいをするまでの動線の短さ、来客時の使いやすさが重視されるためです。
特に小さな子どもがいるなら、家に帰って手洗い・うがいの習慣づけをすることはとても大切です。玄関からLDKまでの動線に洗面所があることはとても大切です。
おしゃれで清潔感のある洗面所5選
水回りは清潔感が最も重要です。清潔かつオシャレさを兼ね備えた洗面所のデザイン例を、5つ厳選して紹介します。
注文住宅の洗面所は機能性と清潔感を重視しよう
日常生活において洗面所は、生活の基点と言っても過言ではありません。
ストレスなく使うための機能性と、維持のしやすさに関わる清潔感を重視すべきです。
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