街なかでも日常的に目にすることが増えてきた「防犯カメラ」。
最近では企業が経営する工場や店舗だけではなく、一般住宅のあいだでも導入が広まっています。防犯カメラを設置することで、どれほどの犯罪抑止効果を得ることができるのでしょうか。
ダミーカメラとの違いとともに紹介します。
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なぜ防犯カメラが必要なのか?
防犯カメラの最大の目的は、犯罪や事件を未然に防ぐことにあります。
防犯カメラの設置を確認することで、人は「誰かに見られているかもしれない」という意識を持つようになり、窃盗などの犯罪を犯そうとしている人にとって防犯カメラの存在は最大の不安材料です。
実際に、防犯カメラが設置されている場所では犯罪の認知件数が大きく低下することが、日本のみならず世界各国のデータで示されています。特に計画的な犯行に対しては高い抑止効果を持つことで知られており、このような潜在的犯罪者たちは防犯カメラのない場所を選んでから犯行に移るようになったとされています。
防犯カメラの設置が普及した現代、こういった防止策の敷かれていない場所は複数の犯罪者から狙いをつけられやすくなるため、防犯カメラの必要性は年々高まっているのが現実です。
ポイント
- 犯罪や事件を未然に防ぐ必要がある
- 防犯カメラがないと空き巣を狙われやすい
- 防犯カメラが設置されていると犯罪件数が大きく減る
解決に繋がる証拠となる!
防犯カメラの犯罪抑止率は100%ではなく、なかには設置に気づかないまま犯行に移ったり、突発的な行動から被害を受けてしまうこともあります。こういった万が一の際にも、防犯カメラは犯罪の重要な証拠を残すことができるのが最大のメリットです。
また、防犯カメラの画質向上化が進むとともに、記録された証拠映像が犯罪の検挙に繋がるケースは増えています。
事件解決までの時間を早めることで、二次被害の防止にも役立たせることができ、空き巣・窃盗などの場合は素早い解決が行われることで盗難品を売却される前に取り戻せる可能性も高めることができるようになります。
空き巣被害の状況(国内)
警察庁が発表している犯罪統計によると、2016年には全国で3万件近くもの空き巣被害が確認されており、忍び込みや居空きなどの被害も含めると4万件以上の住宅侵入が発生しています。
現金以外の被害では主にバッグや財布、宝石などの貴重品が盗まれることが多く、侵入手口には窓が使われることが最も多くなっています。
全国の認知件数自体は2002年をピークに年々減少傾向にありますが、現場に居合わせた住人が殺害されるなど、凶悪化な犯罪に発展するケースも増えています。注目しておきたいのは来日外国人の検挙数で、2004年以降減少していたところ2016年は150人で前年比17.2%増加しているという点。
安全な国と言われる日本でもこれだけの犯罪が行われてる状況です。
「どうせ狙われるのは豪邸だろう」と思われる方も多いのですが、実は一般住宅のほうが侵入が簡単にできるため、犯罪者にとっては防犯カメラなどの設置不備の多い一般住宅が狙われやすいと言われているもの現実です。
では、防犯カメラはどのようなものを用意したや良いのでしょうか。
ダミー防犯カメラは簡単に見破られる!
実際に映像を記録するのではなく、形だけのダミーカメラが設置されることもあります。ダミーカメラは本物の防犯カメラと同じく、犯罪を未然に防ぐ効果があるとされています。
ただし、それは偽物と気づかれなかった場合においてのみ有効な効果であるため、十分な機能を果たせるとは限りません。
なぜなら相手は犯罪のプロだからです。
侵入窃盗などを得意とするプロの犯罪者たちは、防犯カメラの知識にも精通しています。
LEDランプ搭載など本物のデザインに近い商品が多く販売されていますが、ネットなどで購入することができるダミーカメラの場合、形状などから簡単に偽物だと見破られてしまう可能性が高いと言われています。
カメラの形以外にも、レンズの中や配置や配線の有無などから偽物であると判断されてしまう場合もあります。
もちろん、万が一に犯罪が行われた場合の映像証拠を残すこともできないため、検挙に繋がることはなく被害を受けてからのメリットはありません。
防犯カメラを設置するのであれば、専門業者に頼むのが一番です。
防犯カメラ専門業者に頼むメリット
- 防犯カメラは種類が多種多様だが、専門業者は多くの商品を取り扱っており、防犯上もっとも効果的な商品を提案してもらえる
- 過去の実績件数が全く違う
- 必ず現地調査が入る
- トラブルが置きやすいカメラのアフターフォローがしてもらえる などなど
効果的な配置方法
防犯カメラを設置する際は配置にも工夫を入れることが大切で、より効果的な配置をすることで防犯カメラの抑止効果を高めることができるようになります。
まずポイントとなるのが、防犯カメラを相手にしっかりと認識させることです。
防犯カメラを見えにくい場所や隠れた場所に配置してしまうと、犯罪を未然に防ぐというメリットを活かすことができなくなってしまいます。玄関にシールを貼るなどして、防犯カメラを設置していることを積極的にアピールすることが効果的です。
また、カメラにできる限り死角を作らないように配置することも、犯罪を防ぐための重要なポイントとなります。
進入窃盗のプロは、下調べなどによって事前に防犯カメラの配置を確認します。そこで死角が計算されてしまうと、犯罪の証拠を映像に残すことができなくなってしまうので、撮影範囲の広いタイプのカメラを設置するなどして死角をなくせるようにするのがベストな方法です。
他にも破壊工作を防ぐために2台以上のカメラを互いに向き合わせるといった配置も有効です。
ポイント
- 本物の防犯カメラを犯人にしっかりと認識させる
- 防犯カメラを見えやすい場所に配置する
- 玄関にシールを貼る
- できる限り死角を作らないように配置する
- 2台以上のカメラを互いに向き合わせる
さいごに
犯罪抑止効果の高い防犯カメラはセキュリティの基本となります。
カメラの種類や配置方法に不安がある場合、設置工事の専門業者に任せることがオススメです。住宅に合わせたベストな配置プランの提案を受けられるほか、配線切れや故障などのトラブルも防げるようになります。
ダミーカメラをいくつも配置したところで、プロの進入窃盗犯に見破られてしまえば何一つ効果がありません。
大切な家族や財産を守るためにも、防犯カメラの設置を検討してみるのが良いと思います。
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