家の印象を大きく左右する屋根のデザイン。
屋根の本当の役割というのは雨から家を守ることや熱さ・寒さを凌ぐことで、家を守る上でとても大切な役割を担っています。
特に問題が置きやすいのが“雨漏り”。
屋根選びのポイントは雨漏りが起きにくい形の屋根を選び、そこからコストの比較をしてみると良いでしょう。デザインだけで屋根を選んでしまうと、いずれ高額なメンテナンスが必要になってしまう可能性が出てくるかもしれません。
- 雨漏りしにくい屋根の形を知る
- コストの差を知る
- デザインを選ぶ
この手順で屋根を検討するのが最も正しい選びかと言えます。
ということで、この記事では屋根の種類を知ることで自分にとって最も適切な屋根はどれなのか?について解説したいと思います。
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屋根の種類
屋根には数多くの種類がありますが、一般的な住宅で使われている屋根を中心に4パターンをピックアップしたいと思います。
切妻(きりづま)
- 和・洋風どちらにも合うため多くの住宅で採用されている
- 雨水の侵入を防ぐ施工方法が優れている
- シンプルでトラブルも少ない一般的な屋根
- ローコスト
デザイン性は高くないものの、屋根同士の継ぎ目が一箇所しかないことでトラブルが起きにくいのが特徴です。また、メンテナンス費用も比較的安く済ませることができます。
寄棟(よせむね)
- 和・洋風どちらにも合うため多くの住宅で採用されている
- 頑丈で耐久性に優れている
- 台風に最も強いと言われている
真上から見て正方形の場合は「方形(ほうぎょう)」と言われ、とんがり屋根とも呼ばれることもあります。こちらは切妻屋根に比べてやや高くなりますが、可愛らしいデザイン性もあり人気の屋根となっています。
片流れ
- モダンで個性的な印象を与える
- 太陽光パネルの設置に適している
- 換気の工夫が必要
シンプルながらモダンが印象があり、太陽光パネルの設置面積も多いことからとても人気の高い屋根となっています。同時に設置費用も安くメンテナンス性にも優れているという特徴もあります。
陸屋根(ろくやね)
- 防水処理が難しいため、基本的には鉄骨住宅で取り扱われる
- 屋根を庭園や庭スペースとして使うことができる
モダンでシンプルな屋根で、屋根に上がれるような設計をすればちょっとした庭として使うこともできます。とりわけミッドセンチュリーなデザインが好きな方にはとても人気の屋根となっています。
このように屋根のデザインには様々な種類がありますが、最もローコストにできるのは形が単純な屋根です。
片流れ、陸屋根はローコストで作ることができ、特に屋根の無い陸屋根は切妻に比べて50~60万円ほど安い場合もあります。

これは家の本体同様に、屋根にも同じことが言えます。
この他にも、屋根勾配の傾斜がきつい場合も施工面積が増え、材料も多くなりコストアップになることがあります。
ではこれらの基本事項を知った上で、屋根で起こりがちなトラブル「雨漏り」について考えてみたいと思います。
雨漏りは複雑な形ほど強度・防水性が落ちる
屋根で起こるもっとも恐ろしいトラブルが「雨漏り」です。
万が一雨漏りが起きた場合、即工事を行い、即支払いをする必要があるためです。
雨漏りのメンテナンス費用の相場はおよそ10~40万円程度と思っておくと良いでしょう。

屋根の形状は複雑にすればするほど施工コストがアップし、メンテナンス費用も高くなります。
問題の多くは屋根の継ぎ目から雨漏りが発生するという点。
コーキングの剥がれや谷樋(たにどい)と呼ばれる雨水の通り道の劣化によって雨漏りが発生するケースが多いのです。
将来的に屋根のメンテナンスコストを抑えたいという方は、この継ぎ目が少ない屋根の形を選ぶと良いでしょう。
「片流れ屋根」はトータルで最もローコストになる傾向あり
一枚板でつくられる片流れの屋根は材料費も人件費もローコストにで作ることができます。屋根を繋ぐつなぎ目もないため、メンテナンスの面から見てもトラブルが非常に少ない傾向にあるのが特徴。
さらに屋根を南面に向け、全面に太陽光パネルを設置するなど、エネルギーハウスにも適した屋根とも言えます。
片流れ屋根はすっきりしたデザインの外観で、屋根の形を生かして2階に余裕のある空間が生まれるため、採光をとる窓を作ったり大きな屋根裏収納を作ったりとアイディアが膨らみます。
一概に全てがこうとは言い切れませんが、屋根の種類をローコスト順に並べると
- 陸屋根(屋根なし、基本的には鉄骨住宅)
- 片流れ
- 切妻
- 寄棟
というのが一般的なコスト順と言えるでしょう。
まとめ
屋根は家の印象を大きく変えるものですし、設計次第ではコストを大幅に下げられることもあります。
- 見た目にこだわるか
- トラブルの少ない屋根にするか
- メンテナンス費用のかかりにくい屋根にするか
などをしっかりと検討してから選ぶことが大切です。
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