注文住宅を建てる場合、外構工事はハウスメーカーに依頼するか自分で外構業者を探すという選択肢があります。
なんとかギリギリの予算で建物費用を抑えてきたのに、外構費用に高額を出す余裕はなく
という方が多くいらっしゃいますが、“外構は家の顔”とも言われるように、おそろかにしてしまうと家本体がとても安っぽく見えてしまいます。
逆に、外構さえしっかりしていれば高級住宅にも見えてしまうものです。
車の出し入れ、玄関までの動線、庭やテラスで過ごす週末、さらには防犯面も含めて、“家の見た目・日常生活のしやすさと安心感を作る”のが外構工事の大きな目的ですので、あまりにも低予算で作ってしまうと生活にストレスが起きてしまいますし、何もかもを取り入れてしまうと予算オーバーとなってしまいます。
外構の予算を抑えたいならば、ハウスメーカーで依頼するよりも外構の専門業者に依頼するほうが安くなります。
オススメは地元の外構業者。家の近くの業者であればプランの打ち合わせもラクになり、万が一のトラブルが起きても電話一本で駆けつけてくれるというメリットもあるからです。特に外構は最初にトラブルが起こりやすく、例えば植木など根がしっかりと張ってない時期に強い風が吹いて倒れてしまったなんてトラブルが付きものだったりしますので、なるべく近くの業者に依頼することをオススメしています。
また、エクステリアのプラン作成には平均的に3〜5回程度の打ち合わせを行いますので、あまりにも遠い場所で打ち合わせを行うのは労力も大変です。
外構工事は門構え、表札、駐車場、フェンス、テラス、芝生、植林など幅広い項目に渡りますので、出来る限り専門業者によるプロの意見を聞き入れて、予算内で理想的な外構を作ってもらうことが大切です。自分で考えたプランを全部取りれて欲しいと思っても、土の下には給排水の配管が通っていたり、浄化槽が設置してあるエリアもありますので素人の意見だけでは難しいのです。
この記事では外構工事の業者選びのポイントについて解説します。
- 外構工事ってどんなものなのか?
- 費用はどれくらいかかるのか?
- どのタインミングで外構業者を探せば良いのか?
など、外構に関する基本知識をしっかりと抑えて、理想的な外構を作ってみて下さい。
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そもそも外構工事に含まれる項目を確認
そもそも外構工事とは敷地内での建物以外の工事全般を意味します。
外構=エクステリア
とも言いますが意味は同じです。
では、建物以外の工事に含まれる外構工事の項目をピックアップしてみます。
外構工事の項目
- 玄関アプローチ
- 門扉
- 塀・フェンス
- 犬走り
- 駐車場・ガレージ
- テラス
- 庭
- 植裁
- ライト
- 表札
外構工事にはこれだけの項目が含まれます。
ですので、エクステリアには様々なスタイルがありますし、自分の理想的なエクステリアを求めたらキリがなく予算によってはいくらでもどうこうできるものです。
まず気になる外構工事の費用について解説したいと思います。
外構工事の費用について
注文住宅では外構費は建築費用とは別途見積もりが作られます。
その理由は、
- 自分好みのエクステリア業者を使いたい
- もっと安い業者を探したい
- 地元の業者に頼みたい
- 自分でDIYしたい
- 有名なガーデニングプランナーに依頼したい
など、お客様によって考え方が違いますので、住宅メーカー以外にも依頼できるように選択肢が作られているために見積もりが別項目になっているのです。
外構費用の平均は100〜300万円!
外構工事はどの部分を工事するかによって費用は大きく変わりますが、外構工事は大きく分類して3つのスタイルに分けることが出来ます。
- オープン外構
- セミクローズ外構
- クローズ外構
※それぞれの画像
費用は施工箇所の少ないオープン外構が最も安く、家を外壁などで覆ってしまうクローズ外構が最も高くなります。
見た目の良さから言えばクローズ外構が最も豪勢ですが、最近では“見せる防犯”という観点からも低予算でできるオープン外構が人気となっています。駐車場の出し入れも楽になり、工事費もメンテナンス費用も安く上がりますし、何よりも死角が少ないオープン外構は泥棒が入りづらいという利点があるためです。
外構費用の目安は建物価格の1/10程度と考えておくのが無難です。
- 2,000万円の家なら200万円くらい
- 2,500万円の家なら250万円くらい
- 3,000万円の家なら300万円くらい
35坪程度の一般的なサイズの住宅を例にしてみると駐車場+アプローチ+門まわりなどで100万円程度の費用がかかり、さらに庭や植栽、犬走りやフェンスなどを含めると総額で200万円程度の費用になるのが相場です。
土地面積によって大きく異なりますが、おおよその相場としてはこれくらいが目安になります。
という方も多いのですが、この価格ではかなり貧相な外構になってしまいます。
最低でも門柱、表札、ポスト、アプローチ、駐車場、庭(芝生)、テラスやデッキ、植栽は作らないと外構工事を行ったようには見えない家になってしまいますし、これらの工事を行うだけでも最低150万円程度は必要になります。
よく「60万円でできる外構!」などのキャッチフレーズを見たことある方もいると思いますが、ほとんどが門回り+駐車場のみの価格で、その他は土のままという状態です。ですので低予算というキーワードだけで外構を決めることはオススメしていません。
そもそも外構というものは部材費が決まっているのでほとんどが適正価格です。
部材費に加えて、業者の施工費用、さらにはデザイン費用などが掛かりますが、明らかに低価格だけで売っている業者というのはテンプレートで決まっているデザインを安い人件費(未熟な職人や外国人労働者)で施工しているというのが現実です。
何度も言いますが“外構は家の顔”ですので、
- しっかりした業者選ぶ
- 適正な工事をしてもらう
この2点を重視して、理想的な外構を作る必要があります。
外構専門業者を選ぶには複数社に相見積もりをしてプランを作ってもらうのがベストです。
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外構工事の工事期間は2週間〜!
外構工事は着工から2週間〜は見ておく必要があります。外構はコンクリートを固めたりする作業が多いために意外と時間がかかるのです。
工事は建物が完成してから引き渡しまでの期間(1〜2週間)ピンポイントで行うのがベスト。
家の引渡し日までに外構工事も完了していれば理想的ですが、玄関アプローチと駐車場、フェンスくらいが出来ていれば生活に大きな支障が出ないため、工事期間中に引渡し日を迎えるという方も多いです。
さらに外構工事は天候にも左右されるので、予定通り完了するとは限らないということも覚えておいてください。
注意ポイント
ハウスメーカー以外の外構専門業者に依頼する場合、外構の施工期間(いつから工事を始めていつ完了するのか)を担当者と確認しておく必要があります。
その理由は、建物工事完了後〜家の居引き渡し期間はハウスメーカーによる工事保証期間であるため、その間に外部の外構業者が事故等で家の建物本体に傷を付けてしまった場合の保証が難しいからです。万一の事故等において双方の了承を得る必要がありますので、ハウスメーカーと外構工事会社の間でしっかりと工事期間の確認を行ってもらいましょう。
外構業者との契約のタイミングは?
外構専門業者と契約するタイミングは、家の設計図がある程度完成している状態になってからです。
比較的ゆっくりと検討することができますが、どの外構業者にするか選ぶ期間を含めて考えるとなるべく早めに業者探しはしておいたほうが良いでしょう。
遅ければ遅いほど希望するの施工期間に間に合わないなどのトラブルも起こりますし、着工のタイミングを逃してしまうと外構が土の状態で入居しなくてはなりません。
駐車場すらできていない場合、車を保管することも出来ず駐車場代も発生してしまいます。
業者さえ決まれば契約はゆっくり行えるので、余裕を持って外構業者選びをするのが良いでしょう。
外構業者はどうやって探す?
ハウスメーカーに外構工事をお願いする場合は、打ち合わせやプランニングなどを一緒にできて、かつ建物工事完了後にすぐに外構工事に入れるためにとてもスムーズに家づくりをすることができます。
ただし、中間マージンが発生してしまうために料金は割高になってしまいます。
自分で外構専門業者を探す場合は、リーズナブルで工事を行うことができますが、プランニングの打ち合わせや契約などをその業者を行わなくてはならないため、やや面倒になってしまいます。特に、業者選びとプランニングの打ち合わせが一番時間のかかる項目になります。
ですので、相見積もりをして複数社のプランニングを一度にもらうのが最も理想的な方法です。
工事費用(お見積もり)の比較、デザインの比較がオンラインで簡単に行え、専門業者からのアドバイスやアイデアがもらえるので失敗するリスクも軽減できます。
地域に対応した複数業者ごとにどれくらい費用に差が出るのか分かるのはもちろん、プランニングのアイディアや見積もりが一度にもらえるので、情報を集める感覚でも活用しておくと良いでしょう。
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