ネット銀行で住宅ローンとなると少し不安になると思いますが、一般銀行に比べて好金利であることが最大の魅力です。
住宅ローンを検討するならネット銀行も必ず検討したほうが良いとも言われています。
ただし、ネット銀行は全ての手続きをネット上で行うので分からないことがあった場合が大変です。ネット(メール、チャット等)でのサポートはあるものの、実店舗で対面して進めるのと比較すればレスポンスが遅くなるため、住宅ローンに詳しくない人には推奨されてきませんでした。
ところが、近年のネット銀行には対面で対応くれるサービスもあります。
さらにネット銀行の最大のメリットは一般銀行に比べて好金利で住宅ローンが組めることです。金利の違いは総支払額に大きな影響を与えます。
金利の違いがどれだけ支払額に影響するのか見てみたいと思います。
金利が0.5%下がるとと総額でどれくらい安くなるのか?
具体的な数字をみると驚くかもしれませんが、実際に金利が0.5%下がった場合のケースを考えてみたいと思います。
3000万円の住宅ローンを借りる場合
ローン条件を一般的なケースに設定
返済期間35年
返済方法:ボーナス返済なし、元利均等返済
※融資手数料、保証料などを除く
金利2.0%の場合
- 月々の返済額
→ 99,378円
- 総支払額
→ 41,738,968円
3000万円住宅ローンは金利2.0%の場合、利息だけでも1170万円もかかります。
この金額に驚くかもしれませんが、次に-0.5%になった場合のケースを見てみます。
金利1.5%の場合
- 月々の返済額
→ 91,855円
- 総支払額
→ 38,579,007円
金利が-0.5%になった場合の差額
→ 約316万円
なんと300万円以上の差額が発生してしまいました。
金利が-0.5%下がるだけで新車が購入できるくらいの差額が出ると考えもらうと分かりやすいと思います。
これだけ金利というのは住宅ローンの額に大きな影響をもたらすため「とりあえず良く分からないから知ってる銀行でお願いしてみよう」で決めてしまうのは非常にもったないことです。
では、ネット銀行は誰でも住宅ローンを組むことができるのか?
そんな疑問が出てくると思うので簡潔に解説します。
ネット銀行のローン審査基準は厳しいのか?
結論から言うとやや厳しめと言われています。
全てのネット銀行がそうだとは言い切れませんが、最低年収の設定額にやや違いがあります。
一般的な銀行で住宅ローンを組む場合の最低年収は200万円程度と言われていますが、ネット銀行の場合は最低年収が300万円程度~と高めに設定されています。
この他にも、低金利を実現させるためには安定した収入であることも求められるので、仕事を始めたばかりで勤務年数が短い方は審査に通りにくい可能性があります。
ネット銀行の審査に通るかどうか分からない場合は、借りるかどうかは別にして、とりあえず事前審査だけでも申し込みすれば結果が分かります。
「ネットだけだと手続きが不安・・・」という方は必見ですね。金利面の比較、検討をしてみるだけでも価値があると思います。
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