ローコスト住宅にどのようなイメージをお持ちでしょうか?
「安い家、低品質、1,000万円くらい?」
大手ハウスメーカーの坪単価が70〜90万円程度であるのに対して、ローコスト住宅の坪単価は40〜60万円程度が相場となっています。あまり良いイメージを持たれず、どうしても「安っぽい家」という印象を持っている方が多いようです。
しかし、ローコスト住宅にも良い家とそうではない家があります。
この記事では低予算でよりよい家を建てるために、ローコスト住宅で失敗しないための基礎知識を紹介したいと思います。
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ローコスト住宅は増えている!
日本の住宅事情としてローコスト住宅が増えているという現実があります。
その大きな理由としては、
- ローコスト住宅の品質が向上している
- 世帯年収が増えない
ということが挙げられます。
多くのハウスメーカーが競い合うように低価格商品を取り扱っており、品質を下げずに流通コストを下げるなど様々な工夫でローコストを実現しています。いわゆる企業努力というものですね。そしてローコスト商品を売るのはそこに“需要”があるからです。つまり家を買いたい人の予算が、ハウスメーカーの高価格帯に合わず、低価格な家を作らざるを得ないという状況があるのです。
次に、日本国民の世帯収入の現実を見てみたいと思います。
“世帯年収の問題”は大きい
ローコスト住宅に大きな需要があるのは、世帯年収が低いという現実が最も大きな要因です。
日本国民の平均所得は約540万円(平成26年)となっており、平均では国民の半数以上は年収500万円以下となっているのが現実です。
この状況では大手ハウスメーカーの高級住宅を購入するという選択肢よりも、ローコストでできるだけ良い家を建てようという考えになるのは当たり前ですよね。その結果、多くの住宅メーカーでも低収入世帯でも買える家をラインナップし、結果としてそれがローコスト住宅と呼ばれるようになりました。
ところで、
次に、ローコスト住宅のメリットとは何かについて解説します。
ローコスト住宅のメリットは何よりも価格!
「より良い家を低価格で買える時代」
それがローコスト住宅の最大の魅力でしょう。
しかも2000年台初頭のローコスト住宅に比べ、現在のローコスト住宅の品質はかなり向上しています。住宅部材の品質向上はもちろんですが、住宅メーカーも販売のノウハウをしっかりと実現させているのが大きな理由です。
最大手ハウスメーカーとローコスト住宅の価格だけを見てしまえば2倍近く違うこともあり、同じ見積もり額でも家の大きさが全く違ったりしますが、複数の住宅メーカーで見積もりを取ってみると驚くほど価格の違いを知ることができます。
低価格で家が買えるということは“住宅ローンの支払いが楽になる”ということなりますが、これによって子供の教育資金、旅行、車の購入など家以外に使えるお金に余裕が出てくるため将来設計も立てやすくなります。
単純計算ですが、3,000万円の住宅ローンと1,500万円の住宅ローンを月々同じ金額で支払っていたら2倍以上(金利含めて)のペースで完済できます。
住宅ローンの支払い額を間違えるとその後の人生設計に大きな悪影響をもたらしてしまうので、「無理のない返済計画」を建てることをオススメしています。
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ローコスト住宅の“デメリット”は必ず調べておこう!
ローコスト住宅は住宅ローンの返済額が楽になり今後の人生設計が立てやすくなるのは事実ですが、その反面、デメリットも知っておかなくてはなりません。
- 部材の質を落としてローコストを実現していないか?
- 突貫工事をするような会社ではないか?
- 建物の強度(耐震・耐火・耐久性など)はしっかりしているのか?
- 断熱や換気はしっかりしているか?
など不安点がつきまとうのもローコスト住宅の特徴のひとつです。最大手ハウスメーカーの高級商品シリーズでしたらこのような不安点はないので心配する必要はありませんが、これらをしっかりと自分で調べていく必要があります。
必ずしも正しい情報が得られるとは限りませんが、ネットで調べてもいいですし営業マンに直接聞いてもいいですし、とにかく自分で調べて確認するということが大切です。
「すべて住宅メーカーに任せるのはリスクが大きい」と言われるものローコスト住宅の現実です。
同様に、ローコスト住宅の住宅部材(キッチン、お風呂、トイレなど)は比較的お手頃な商品から選ぶのが一般的で、高級住宅部材などが取り扱われていることはほとんどありません。
しかし、住宅部材は使いやすいものを選ばないとその後の生活でストレスとなることがあります。
ユニット系住宅部材(キッチン、お風呂、トイレなど)のほとんどはメーカー公式HP(LIXIL、INAXなど)で確認することができるので、できる限り細かく確認しておくことをオススメします。ハウスメーカーではその商品の不要な部分を取り除くなどをして、ハウスメーカー独自のオリジナル住宅部材に変更して販売していることも多々あります。
例:キッチンで不要な仕様などを除外しているなど
価格については、同じ材料を大量に仕入れているメーカーほど低価格で買うことができます。この点に関しては、一品ごと発注する地元工務店よりもハウスメーカーのほうが有利と言えるケースが多いです。これもひとつの企業努力と捉えるべきですが、あまりにも公式商品と違う場合もあるので確認しておくと良いでしょう。
ローコスト住宅で決めるためのポイント
何よりも価格が魅力のローコスト住宅ですが、住宅メーカー選びで迷う時は以下の内容をしっかりとチェックしておくことが大切です。
ポイント
- 家の躯体はしっかりとしているか
▶ 安心できる部材を使っているかなど、メーカーカタログを取り寄せて確認 - 住宅部材の取扱いはどうか
▶ メーカーカタログ、もしくは営業マンに確認 - ネット上に不安を煽る情報が多すぎないか
▶ だたし全てを鵜呑みにしてはならない - 複数社の情報を持っているか
▶ ローコスト住宅は数多くの住宅メーカーから比較することが大切です
信頼できるローコスト住宅メーカーをしっかりと比較することで、どの会社が最も自分に適しているのかが明確に分かります。
ローコスト住宅メーカーの比較ならタウンライフで、一括カタログ請求・設計図プラン作成などをオーダーできます。
ご自身の地域に合った住宅メーカー探しができるので活用してみるとよいかと思います。
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失敗しないローコスト住宅の選び方
さいごに、ローコスト住宅は失敗するもしないも、自分がどれだけ家に関する情報を集めたかがカギになります。
今のローコスト住宅は高品質・低価格を実現しており、20〜40代まで多くの方に需要があるのも現実です。だからこそ悪質な住宅メーカーを避けて信頼できる住宅メーカーを見つけることが最も大切なことになります。
「知らないと失敗する、知れば失敗しない」
ローコスト住宅はそんな言葉がもっとも適しているのではないかと思います。
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