地鎮祭と上棟式を行う必要性はある?目的と費用からしっかり考えてみよう!

地鎮祭(じちんさい)とは家の工事を始める前に、その土地の神様を祝って「工事の無事と、家族の繁栄」を祈る伝統的な儀式です。

上棟式(じょうとうしき)とは建物の基礎構造が出来上がってから棟上げをする際に家の安全を願って行われる儀式のことです。

つまり、土地に何もない状態で行うのが地鎮祭、基礎工事が完成してから行うのが上棟式です。

予算ギリギリでやっているのに、さらにお金がかかる地鎮祭や上棟式・・・。

これらの儀式は必ず行わなくてはならないのでしょうか?

この記事では地鎮祭と上棟式の基礎知識必要な費用を知り、これらの儀式を行うべきかどうかについて解説したいと思います!

 

地鎮祭の目的

地鎮祭はその土地を清め、その土地を利用させてもらうことの許しを得るお願いをるための神式です。

着工前の吉日を選び、その土地に最も近い神社の神主に依頼するのが一般的ですが、ほとんどのハウスメーカーでは担当者が手配してくれるのが一般的です。もしも対応してくれない場合は、ご自身でその土地に最も近い神社に連絡して日時などを決めておく必要があります。

1ヶ月以上前には連絡しておいたほうが良いでしょう。

日取りについては、神式なら六曜を機にする必要がありませんが大安・友引・先勝から選ぶのが一般的です。また、結婚式と同じく天候が良い季節の吉日は予約が困難になることもあるので気をつけましょう。

 

地鎮祭を行うタイミングは?

地鎮祭は土地を鎮める儀式ですので、基礎を作る前に行います。

何もない土地に地縄を貼り、山砂を盛り、施主と大工さんらが順番に鍬を入れる「地鎮の儀」を行い、宮司が祈願することで基礎工事の着工に入る準備を整えます。

儀式自体は1時間以内に終わるものがほとんどですので、そこまで大掛かりな行事ではないと言えます。服装も普段通りで大丈夫です。

 

地鎮祭の費用相場は?

費用項目がこちら。

初穂料・玉串料33〜5万円神様へのお供えものに代える謝礼金
資材の設営料(レンタル)3万円ハウスメーカーが貸してくれる場合も
斎砂(いみすな)3万円高さ40cm程度の砂盛り
お供え物1〜2万円
神主へのお礼1〜3万円
棟梁、設計者1万円程度
職人(×人数分)5,000円程度
お弁当代(×人数分)2,000円程度※行事後に食事会を開く場合のみ

予算は施主が支払い、必要な道具は神社やハウスメーカー側で用意するのが一般的です。

担当者から事前に「準備するものリスト一覧」を用意してもらえるかもしれないので確認しておくとよいでしょう。

できる限り費用を抑えたいと思うかも知れませんが、地鎮祭を行うなら費用総額10〜15万円は掛かることを覚えておきましょう。

ただし地域によって金額が異なることや、ハウスメーカーによっては3万円以内で済むように手配してくれるケースがほとんどです。

玉串料のみでOKのという場合が多く、近年の傾向としても地鎮祭はできる限り簡略化されているので、費用については事前に営業担当者に確認しておくと良いでしょう。

 

では次に、地鎮祭の後に行われる上棟式について説明します。

上棟式の目的

上棟式は建物の基本構造が出来上がってから行う行事で、竣工後の家の安全を願って行われる儀式です。

本来は地鎮祭と同じように神主を招いて行われていましたが、現在は棟梁が中心になって進めることが一般的です。

最近では「上棟式は行わない」というケースが増えており、ハウスメーカー担当者からもそのようなお話を聞くかもしれません。

では、上棟式の費用相場を見てみましょう。

 

上棟式の費用相場は?

費用はご祝儀という形になり、神主の代わりに代理を務める棟梁に、地鎮祭よりも多めの祝儀を包むのが一般的です。さらに大工さんの数によっても費用は大きく変わります。

大まかな項目がコチラ。

神饌物(お供え物)1~2万円塩・洗米・酒一升など
つまみや酒肴2~3万円
棟梁1〜2万円
大工(×人数分)5,000円

大工さんの人数によって若干異なりますが、5〜10万円程度が相場となっています。また、お酒を提供しないという場合もあるので事前に確認しておくとよいでしょう。

上棟式は地鎮祭に比べると、儀式的な要素よりも感謝という意味合いが強く、やや食事会・飲み会という形式が強く出るのも特徴です。

行うかどうかは施主側の気持ち次第というのが大きなポイントになります。

 

地鎮祭と上棟式は行う必要がある?

どちらも意味のある伝統行事ですが、それなりに費用が掛かる行事であることは確かです。

そもそも古来の伝統や宗教に興味がないという方なら“出費のかかる痛手の行事”と感じるかもしれません。

では、近年の傾向としてはどうでしょうか。

 

近年は“地鎮祭のみ”行う傾向にある

ハウスメーカー担当者も同じように勧めてくると思いますが、最近は土地を鎮めて祝う地鎮祭のみを行う方が増えているのが現状です。

特にハウスメーカーではこのやり方が主流となっており、上棟式を行うのは徐々に縮小傾向にあります。逆に職人気質の関係者が多い工務店などの場合、このような儀式を全くやらないというのは抵抗があるようです。

地鎮祭に関しても、塩と清酒を撒くだけで済ませるという方もいますので、その地域に詳しい経験豊富なハウスメーカー担当者に確認してみるとよいでしょう。

 

さいごに

年々簡略化の傾向にある地鎮祭と上棟式ですが、建物と家族を祈祷して工事の安全を願う大切な行事であることには変わりありません。

費用も3〜5万円程度で済ませられることがほとんどですし、家は一生に一度の買い物です。

可能な限りでも大丈夫なので地鎮祭くらいはやっておいても良いのではないでしょうか。

 


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