注文住宅にスキップフロアってどう?メリット・デメリットを解説

住宅の構造は土地の形状や大きさに強く影響されます。

とくに狭小の土地や高低差のある土地では、初めから建物の完成形がある程度絞られてしまうため、せめて内部の意匠にこだわりたいところですね。

そんな土地にお住まいの方をはじめ、普遍的な住宅にアクセントを取り入れたいという方におすすめなのが「スキップフロア」を用いた間取りです。

スキップフロアはコテージや貸し別荘でも多く取り入れられており、難しい土地の有効活用をはじめ開放的な間取り設計に役立ちます。

そんなスキップフロアについて、本記事で特徴やメリット・デメリットを解説します。

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スキップフロアとは?

画像引用:三井ホーム

スキップフロア(小上がり)とは、同一階に高さの異なる床を設ける間取りのことです。

一部の床を標準の床よりも300〜1,500mmほど高くすることで、壁を作らずにスペースを区画します。

壁が無いため狭い土地においても、内観が開放的に見えたり土地の高低差をそのまま利用できたりとメリットが豊富です。

 

また、高くした部分は天井までの距離が短くなるため、多くの場合スキップフロアは吹き抜け部分に作られます。

ただ十分な天井高を確保できればその限りではなく、平屋でもスキップフロアを施行することが可能です。

基本的にはリビング・ダイニングや、そこに隣接した階段部分に施工するものなので、それらの部分にアクセントが欲しい方は是非検討してみてください。

 

スキップフロアを設置する5つのメリット

スキップフロアを住宅に採用することで、難しい土地の活用や開放的な間取り設計に役立ちます。

以下よりスキップフロアを設置する5つのメリットについて、実例とともに詳しく解説します。

 

高低差がある土地や狭小の土地を有効に使える

土地に高低差がある場合、通常は基礎を高く立ち上げて地下室や地下車庫を作ることで、スペースの有効利用を図ります。

一方、スキップフロアならば高低差を逆に利用できるので、本来は地階となるはずだった部分も居住スペースとして活用しやすくなるのです。

また間取りの工夫がしづらい狭小な土地も、スキップフロアによって上階への広がりを演出することで、内観を開放的にできます。

そのようにスキップフロアは万能で、土地を選ばず採用しやすい工法なのです。

事実、狭小住宅ではスキップフロアが多用されるケースが多いですね。

 

壁を作らず開放的にスペースを区画できる

スキップフロアは壁を作らずにスペースを区画できるので、壁で居室を隔てたときと比べて空間を広く見せることができます。

前述した狭小の土地をはじめ、さまざまな住宅でLDK周りを開放的に演出可能です。

 

段差部分に収納スペースが作れる

スキップフロアの段差部分は、上記画像のように収納スペースにできます。

通常は壁、もしくは床になるはずだったデッドスペースを活用できるため、細かい収納スペースが多く欲しいという方におすすめです。

ミサワホームの「蔵のある家」が分かりやすい例かもしれませんね。

 

家族の様子を確認しやすい

スキップフロアは壁がなく、さらに高低差があることによって、居住空間が見回しやすいです。よって小さいお子さんの安全確認や、高齢者の方の事故防止など、家族の様子を伺いやすくなります。

家族同士のコミュニケーション不足解消にも役立つため、居住者の距離を近づけたいという方におすすめです。

 

天井が高くなり採光がとりやすくなる

スキップフロアを施工するには吹き抜けを作るか、天井を高くする必要があります。

壁の高い位置に窓を設置できるので、周囲の空間は必然的に採光がとりやすくなり、居住スペースを自然光で明るくできます。

ただし、吹き抜けにはメリット・デメリットがあるので注意が必要です。
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スキップフロアを設置する5つのデメリット

メリットが豊富なスキップフロアですが、もちろんデメリットも存在します。

まず普遍的な住宅と間取りを変更する分、費用が高くなることは当然でしょう。

施工コスト以外のデメリットについて、以下より詳しく解説します。

 

冷暖房の効率が悪くなる

スキップフロアで手に入る「開放的な空間」とは、言い換えると「壁がなく一体的な広い空間」です。

広い空間は冷暖房の効率が悪いため、スキップフロアを設けると隣接した居室の冷暖房効率が悪くなります。

よってスキップフロアを施工した場合、空調機器を増設したり、出力を強めにしたりといった対策が必要です。

 

段差が増えて転倒のリスクが高まる

居住空間に段差が増えた分、平面であったときと比べて転倒のリスクも高まるため、家庭内事故を予防したいなら、スキップフロアの施工は一度考え直したほうがよいでしょう。

特に幼少期のお子様がいる場合は注意が必要です。

ただ、もともと階段である部分を利用したスキップフロアであれば段差を新設するわけではないので、リスクが高まることはありません。

転倒のリスクが気になる方は、階段の中腹に施工するタイプのスキップフロアを検討しましょう。

 

間取りを圧迫する

スキップフロア自体の面積はもちろん、スキップフロアに付随する吹き抜けや段差によって間取りは圧迫されます。

スキップフロアにこだわるあまり主寝室が狭くなっては、居住性が悪くなり生活するなかでストレスが溜まってしまうので、あくまで開放的に「見せる」ものとして、重視しすぎて機能性を失わないよう注意してください。

 

掃除・メンテナンスの手間が増える

本来なかった場所に段差や床を作ったり、吹き抜けで壁が高くなったりしたことで、掃除にかかる手間が格段に増えます。

とくに段差部分はルンバが走れず、掃除機でも掃除がしづらいため、クイックルワイパーや雑巾で拭き掃除をしなければなりません。

床が広がる or 壁が高くなる=掃除に手がかかるというのは覚えておきましょう。

また吹き抜け部分の照明の付け替えや高い位置にあるサッシの調整といった、メンテナンス面も手間が増えます。

こちらも階段の中腹を利用したスキップフロアであれば多少は軽減できるデメリットなので、維持するための手間を少なくしたい方は覚えておきましょう。

 

遮音性・防音性は低くなる

デメリットとして冷暖房の効率が悪くなると上述した際に、スキップフロアで出来る空間を「壁がなく一体的な広い空間」と評しました。

その空間では遮音性・防音性が低下するため、家族同士でもプライベートな時間を楽しみたいという方には適していません。

いつでも家族の声や生活音が聞こえるというのは、人によってはデメリットにも感じるので注意しましょう。

 

スキップフロアは経験のある工務店に依頼すべき

スキップフロアは吹き抜けや段差によって間取りを圧迫するため、プランニングのセンスが問われます。

またスキップフロアを設けたことによる影響はもちろん、収納や照明の計画も通常とは異なるため、スキップフロアの設計は慣れていない人には難しいでしょう。

 

そのためスキップフロアを注文住宅に導入する際は、経験豊富な工務店・ハウスメーカーに依頼することをおすすめします。

大手ハウスメーカーでは三井ホームや、セキスイハイムがスキップフロアを得意としており実績も豊富です。

また大手以外にもスキップフロアを得意とする企業は多くあるため、ぜひ少しでも多くのプランを比較・検討してみてください。

 


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