注文住宅における仏壇・仏間の考え方と設計時のポイントを紹介

どんな住宅でも将来的には仏壇と、それを置くための仏間が必要になるため、新築時から意識しておくことがおすすめです。

本記事では注文住宅における仏壇の考え方と、仏間設計のポイントを解説します。

※本記事の情報は宗教・宗派ごと、諸説あるうちの一説に基づいて作成しております。

※PR活動を含みます。

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【大前提】仏間は洋室でも問題ない

仏間と聞くと和室のイメージが強いですが、実は必ずしも和室である必要はありません。

近年では洋室に合うデザインの仏壇・仏具も多く販売されており、仏間=和室というのは世間的にも古いイメージであることが窺えます。

主寝室やリビングに仏壇を置いて、家族で過ごす時間を仏様に見せることも温かみがあってよいですね。

 

スペースは1㎡必要!積載荷重は気にせずOK!

昔ながらの大きい仏壇を置く場合は、設置場所の広さに注意してください。

仏壇は大きいサイズだと幅70cm×奥行50cmほどになるため、搬入や手入れのことを考えると1㎡のスペースが必要となります。

そして重さは50~70kgほどありますが、居室の積載荷重は1㎡あたり180kgあるため、床の補強などを気にする必要はありません。

仏壇スペースを設計する際は、広さにのみ注意しましょう。

 

仏壇・仏間を設置する際のポイント

仏壇・仏間を設置する際は、建築面以外でも注意すべき5つのポイントがあります。

1.仏間・仏壇は使いやすい位置に置く

身内だけでなく外部の方がお線香をあげに来ることも考えると、仏間はリビングや玄関から近い位置にあることが好ましいです。

また、親類が集まって簡易的な法事など行う場合は、部屋の隅っこなどでなく壁に沿った中心にある方が使いやすいでしょう。

仏間は誰しもがお参りしやすい場所に設計し、その中の使いやすい位置に仏壇を置くのが良いとされてます。

 

2.仏間・仏壇の上には部屋を作らない

上を歩くと仏様に対して失礼になるため、仏壇の直上には居室や廊下を設けてはいけないとされています。

ただ、上述の「使いやすい場所に設置」という点を考えた場合、2階・3階に作ると外部の方がお参りしにくくなります。

かといってプランニングの都合上、仏壇・仏間の上階に何も作らないことが難しい場合もあるでしょう。

  • タンスなどの収納スペースを直上に持ってくる
  • 天井に「雲」「天」「空」のいずれかを書いた紙を貼る

1階に置いた仏壇の上が居室になる場合は、上記2つの対策を講じてください。

 

3.仏壇の設置場所は宗派ごと定められた向きから逆算できる

東に仏壇を向ける場合、仏間の西側に仏壇を置くことになります。そのように、仏壇の向きから仏壇の設置場所を逆算することも可能です。

以下、宗派ごとに定められた仏壇の向きを表にまとめます。

宗派方角
曹洞宗、臨済宗南向き
浄土真宗、浄土宗、天台宗東向き
日蓮宗、創価学会自由
真言宗総本山に向ける

 

4.神棚と上下や向かい合わせは厳禁

仏壇と併せて神棚を用意する方も多いでしょう。

リビングや主寝室を避けた結果として、神棚も仏間にまとめてしまうケースがありますが、双方の配置には注意してください。

神棚と仏壇を上下に配置するのはNG。

基本的に仏壇や神棚の上に何かを設置するという行為は、仏様・神様を踏んでいることと同義なので、避けるべき行為です。上述の、上階に部屋を作らないというのは神棚にも共通しています。

また仏壇と神棚を向かい合わせに置くことも対立祀りといい、片方に拝む際もう片方におしりを向けてしまうので、避けるべき配置だといえます。

どちらかを正面に見たとき、もう一方は左右のどちらかにあるのが理想的です。

 

5.日差しや湿気には要注意

仏壇の劣化を防ぐために日当たりが良すぎる場所や、湿気がこもりやすい場所は避けましょう。

設置場所が以下2つに該当する場合、再考すべきです。

  • 窓に近く日光が差し込む
  • 外壁や水回りに面して湿度が高い

 

仏壇・仏間が必要ない2つのケース

以下より紹介する2つのケースに該当する場合、わざわざ仏壇・仏間を設置する必要はありません。

自身や配偶者が長男・長女でない

基本的に仏壇は長子が継承していくものなので、自身や配偶者が次男・次女以下である場合は仏壇を置かない場合が多いです。

ただ長子が結婚せず亡くなった場合、仏壇は兄弟が継承することになるので、状況を把握しておきましょう。

 

そもそも仏壇を置いていない家系である

昔に比べて、そもそも仏壇を置いていない家系も増えています。

2013年にPR Timesが行った調査では、複数人世帯の6割に仏壇が無いことが分かりました。

上述したように仏壇は継承していくものですので、ご自身の代から仏壇を取り入れる際は、兄弟や子供のことも考えて決めましょう。

 

予め仏壇を造作するのもおすすめ!

注文住宅の設計時に仏壇を造作しておくことで、わざわざ後から仏間・仏壇を用意する必要が無くなります。

結果的に設置していることには変わりないのですが、後々用意するのと最初から決まっているのとでは工数も費用も異なるのです。

下画像のように兼用の収納家具として造作するなど、あらかじめ用意をしておくことで、必要になったタイミングにスムーズに導入できます。

 

将来を見据えた設計で仏間の準備を!

車を購入するかもしれないから車庫を、子供ができるから子供部屋をといったように、仏間も将来を見据えて準備をするべきです。

とくに注文住宅の場合は設計の自由度があるので、後々設置して部屋を圧迫した場合に、スペースを作っておけばよかったと後悔するでしょう。

そして住宅の設計には仏間以外にも意識すべきことが多くあるので、プランニングはプロに状況を伝えて依頼することが最善だといえます。

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