子ども部屋の間取りを「間仕切り」にするメリット・デメリットを解説

今どきの注文住宅において、“子ども部屋を必要とする時期まで壁で仕切りらない”という考え方があります。

小学校の高学年~中学生になるまでの約10年間は、2部屋分を仕切らずに明るく広い部屋として使うという選択肢を選ぶ方が増えています。

なぜ子供部屋を仕切らないのか?

 

そのメリットとデメリットを簡潔にまとめると、以下のようなことが挙げられます。

メリット

  • 初期費用を抑える
  • 広い部屋として使える

 

デメリット

  • 将来、工事費用が必要になる
  • エアコンがもう一台必要になる
  • 不用品の処分などの作業が必要になる

 

このようにどちらも良し悪しに別れ、どちらがいいと言い切ることができません。

どちらかを決断するのは簡単ではありませんよね。

 

この記事では、「子ども部屋を将来仕切ることについて、今知っておくべき知識」について紹介します。

予備知識を持っておくだけでも大きな違いがあると思いますので、少しでもこれから家づくりを計画している方の参考になればと思います。

 

【費用の違い】今から仕切るか?将来仕切るか?

子供部屋に仕切りを作る場合、部屋の大きさにもよりますがおよそ10〜20万円程度の費用が発生します。

後述しますが、壁を取り付けるだけでなく、エアコンの追加工事、インテリア類(ベッドや収納など)の追加購入など想定できるため、予算は多めに用意しておくことが必要があります。

また、最初から壁を取り付ける場合の費用は住宅ローンに含めることができますが、将来、壁を取り付ける場合は現金払いとなるケースが一般的ですのでその点はご注意ください。

壁を作らずにパーテションや収納家具を使った仕切りも考えられますが、子供のプライベートという点を考えるならしっかりと建具で壁を作ってあげるのが良いです。

 

子供が何歳になったら部屋を仕切る?目安は10年後です

子ども部屋を仕切る工事を行う時期は、子供が小学校の高学年〜中学生になってから検討を始める方が多いです。

今は中学受験をする方が増えているため、中学生の入学時にはなかなか予算を捻出するのが難しいという方もいるため、小学校6年生になるまでに工事をしてしまうという方もいらっしゃいます。

どちらにせよ、ほとんどの方が家を建ててから10年以上が経過してからの工事となっているので、予算計画を立てておくと良いでしょう。

また、10年後というのは家全体の点検やメンテナンスが必ず必要になる時期ですので、ついでに仕切りを作る工事を一緒にやってしまいたくなりますが、あくまでもお子様の成長に合わせて工事を行うのがベストです。

 

実は、子供部屋は“狭いほうが良い”という風潮

今の時代、子ども部屋は狭いほうが良いとされていますが、その理由のひとつとして挙げられるのが、「頭の良い子はリビングやダイニングテーブルで勉強している」という例が数多く報告されているためです。

生活音がある中で勉強する癖が付いていると集中力が増す、などと言われており、多くの高学歴者からそのデータは実証済みとされています。

 

それなら子供部屋なんて必要ない?

と思うかも知れませんが、子供でもプライベートな空間は絶対に必要です。

一人の空間で思考することも成長過程のひとつ。

特に思春期を迎える子供にとって、プライベートな空間があることはとても大切なことですし、良くも悪くも逃げ場になる場所は必要です。

 

一般的に子ども部屋は6畳が目安と考えるのが良いでしょう。6畳もあればベッド、学習机、収納が十分に取れるサイズですし、4.5畳でもこれらをギリギリ収めることが可能です。

部屋が広過ぎると、子供が快適すぎて部屋に引きこもってしまう可能性が高いとも言われているので、子ども部屋は最大でも6畳までという考え方が良いでしょう。

子ども部屋を充実させすぎない環境を作ってあげることも大切。

家族みんながリビングに集まる暮らしを送るのが理想的ですよね。

 

次に、それぞれのメリットとデメリットについて考察してみたいと思います。

 

将来、子ども部屋を仕切るメリット

将来に子ども部屋を仕切るということは、施工時は壁のない状態にしておくメリットについてです。

メリット

  • 初期費用を抑えられる
  • 部屋を広く使える
  • 明るい部屋になる

 

今壁を作らないということは、その分だけ部材費が不要になるので費用を抑える事ができます。

ただし、壁を作る個所には下地補強(天井、床)をしておく必要があり、費用は約3〜5万円程度です。

下地補強とは、壁の中に下地となる木材を入れておくことです。

 

2部屋分が広く使えるということは、窓の数も増えるため部屋がとても明るい空間になります。

子供のお友達が来ても広い遊び場所として使えるし、場合によってはゲストルームとしても十分に活用できるスペースになるでしょう。特に小さな幼児がいる場合、祖母・祖父が泊まりに来ることも多いと思いますが、そのような時にも宿泊部屋として安心して使ってもらえるのも利点のひとつです。

 

 

将来、子ども部屋を仕切るデメリット

今は仕切らず、将来に壁を仕切る上でのデメリットについてです。

デメリット

  • 工事費用が発生する(ほぼ現金扱い)
  • 工事前の片付け準備が大変
  • 不用品の処分
  • エアコンの追加工事

 

まずは将来に工事費用が発生するという点。工事費用の目安は10〜20万円程度と住宅工事の中では高額ではありませんが、10年後に支出することに不安はないか心配している方もいるかと思います。

さらに、実際に子ども部屋を2つに分ける工事をした方のお話を聞くと「想像以上に労力がかかった・・・」というお話を聞きますが、その理由が「子ども部屋の半分は物置き部屋状態にしていたため、工事の際の片付けや処分が大変だった。」というものです。

つまり、これまで保管していた荷物の逃げ場所が無くなってしまうため、結果として不用品を精査して処分する必要が出てきたりと、トータル数日単位でできる作業ではなかったというのものです。

こんな思わぬ弊害が出てくることもありますので、子ども部屋が仕切られていない自由スペースだからといって、家族共有のモノを物置きとして使っていると後々で大変な作業が待っていることになりそうですね。

 

さらに、子ども部屋が増えるため、エアコンをもう一つ設置する必要が出てきます。これは、弟や妹がいずれ子ども部屋を必要とした時の話になりますが、結果としてもう一台必要になるのことには間違いありません。

 

子ども部屋の仕切り工事のポイント壁を作るだけではなく様々な手間が掛かるということですが、その反面、10年近くも子ども部屋を広く明るく使えるのは快適そのものです。費用の準備だけでなく、どのように子ども部屋を活用してくかを考えながら暮らしていくと、いざ工事になった時もスムーズに改修作業に入ることができます。

 

さいごに

子ども部屋を将来仕切るか、最初から仕切ってしまうか、という難しい難問について考えてみましたが、少しでもお役に立つ情報がありましたでしょうか?

  • 費用をどうするか?
  • どのように部屋を活用していくか?

 

子ども部屋の仕切り方には様々な設計方法があります。

多くの図面を参考にして、家族にとって最も適したプランが見つけてみて下さい。

 


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