普段は使わないモノを収納するスペースとして便利な床下収納。
食品の保存庫や防災グッズを保管したりと何かと便利なスペースですが、特に都心部では土地の大きさが限られた狭小住宅が多いため、床下収納ははとても重宝されるスペースとして活用されています。
また、床下点検口としても使われる大事な場所ですので家づくりには欠かせない場所でもあります。
そんな床下収納を上手く活用するために大切な基本知識を分かりやすく紹介します。
これから家づくりをスタートする方はぜひ覚えておいてください。
※PRを含みます。
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そもそも床下収納とは?
もともと床下収納は保存食品の保管庫として使われてきたため、今でもキッチンに設計するのが一般的です。
設計図面上(最終図面)ではこのように表示されます。
決して大きな収納場所ではないものの、普段の生活からは見えない床下に収納ができるというのが一番大きなメリットですね。
ただし床下収納はどう活用するかが問題です。
まずは使い方の例を見てみましょう。
上手な床下収納の使い方
保管するモノの例
- 長期保存が可能な食品
→ 缶詰、味噌、漬物、梅酒、ペットボトル飲料など
- 使用頻度が低いもの
→ 年1回しか使わないイベントグッズ、卓上コンロ、ホットプレート、土鍋など
- 非常時の防災グッズ
→ 水や非常食、簡易トイレなど
食品類から防災グッズまでさまざまな物を収納できるのがポイントですが、気をつけなくてはならいのが湿気です。
近年の住宅はしっかりとした基礎工事が行われているので、地面からの湿気がひどくて簡単にカビるということは考えにくいですが、床下は部屋に比べて湿度が高いので除湿剤などを一緒に入れておくと良いでしょう。
食品類を入れる場合は消臭対策グッズも入れておくと開けた時に不愉快な思いをせずに済みます。
床下収納ユニットは高気密・高断熱なのでそこまで心配することはありませんが、何十年も経つと除湿剤のアリ・ナシで違いが見えてくるかもしれません。
何を保管するかによって合わせて、湿気対策や消臭対策をしておきましょう。
また床下収納を適切に管理するには定期的に開けることがオススメです。開け締めを行うことで意外とホコリが溜まってしまうというデメリットもありますが、何年も密封しておくのはよくありません。
そのため床下収納は定期的に開けるモノを収納しておくのがよいため、食品保管庫として活用するのは良い方法だと言えます。
床下の点検口としても使われる
どんな住宅メーカーで建てたとしても床下の点検は必須になります。定期的に床下の基礎周りに木材の腐食や、鉄のサビ、白アリ被害などがないか点検する必要があります。
そんな時は床下収納を開けて点検口として使うため、床下収納を作らないという選択肢はないでしょう。
床下収納のアイデア
床下収納には固定式とスライド式があり一般的には固定式を選ぶ方が多いですが、+2〜5万円(工事費込)でスライド式にすることも可能です。
まずは2つの特徴を見てみましょう。
固定式
固定式は収納庫がひとつのタイプで、フタを開ければ収納庫が固定さています。
サイズもいくつかあるので、収納したいものを想定しながら検討しておくとよいでしょう。
スライド式
一方、スライド式は収納庫が2つ以上あるタイプです。
収納庫は軽い力でスライドすることができ、床下に複数の収納スペースを作ることができるのがポイント。
より多くの収納がしたい方や、狭小住宅を設計する方には重宝されるスペースになると思います。
これだけは知っておきたい床下収納のデメリット
これまで、床下収納はとても便利な収納スペースとして紹介してきましたが、実は見た目からは見えにくいデメリットもあります。
この知識があると設計が少し変わるかもしれません。
1.床の強度が落ちる
通常の床に比べると床下収納がある床部分はどうしても強度が弱くなってしまいます。
長い年月が経つほどギシギシと音がしたり凹みが出たりするため、生活動線から少しズラした場所に配置する方もいます。
例えば、キッチンのコンロやシンクの前に床下収納を配置してしまった場合、毎日床下収納の床上で家事をすることになるので木材が傷みやすくなることが想定されます。
事実、30年以上経過した民家の床下収納はギシギシとしたり歪んでいることが多いため、今の最新住宅の住宅部材を使ったとしても数十年経てばどうなるか分かりません。
なるべく毎日踏まない場所に設計したほうが理想的と言えます。
2.微妙な段差ができる
クイックルワイパーなどで掃除をする際に、ホコリが溜まりやすく掃除がしづらいというデメリットもあります。掃除機しか使わないという方なら問題ありませんが、何年も経つと縁のアルミが汚れてくるので、来客される方からなるべく見えない場所に設置するのが良いでしょう。
まとめ
ということで、今回は床下収納についてのポイントを紹介しましたが、これから住宅を設計する方にとって参考になりましたでしょうか。
たかが床下収納と言えども、設計のポイントや使い方を間違えてしまうと無駄な場所になってしまいます。
床下収納は点検口として使うため必ず設置するので、正しい知識を知ってから設計しましょう。
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