今はネットで簡単にハウスメーカーの情報を集めることができるため、わざわざ情報収拾のために住宅展示場へ行く人は減っています。
それと同じように、各ハウスメーカーもコスト削減のために総合住宅展示場への出展数を減らしているのが現状です。
バブル期のモデルハウスの数と比べると1/2〜1/4まで現象しており、さらに若い世代が住宅展示場を持たないローコストメーカーや地元ビルダーへ流れていることから展示場自体の活気も減っています。
しかし、住宅展示場はモデルハウスとしての役割を果たすだけでなく、打ち合わせの場に使わるたりとメーカーと顧客にとって欠かせない場所でもあります。
もしも大手ハウスメーカーで家を建てようと決めた場合、どのようなタイミングで住宅展示場へ行けばいいのでしょうか。
※PRを含みます。
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まずはネットでメーカーを絞り込んでから展示場のモデルハウスへ行く
多くの方はネットでハウスメーカーの情報を集めてから住宅展示場へ向かうと思います。
ネットは簡単に情報収集ができるため、忙しい共働き世代のご夫婦にとってとても助かりますよね。
確かに住宅展示場へ行くのは時間コストが掛かりますし、「ちょっとだけモデルハウスを見てみたいな」が通用しないのが住宅展示場です。
ひとつのモデルハウスを見学するだけでも、アンケートの記入や担当者の紹介、ハウスメーカーの説明等を受けることになるので、ざっくり1〜2時間ほど必要になります。
様々なハウスメーカーのモデルルームを一度に見たい!という理想はかなり厳しいと言えます。
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ですので、ある程度ハウスメーカーを厳選してから住宅展示場へ訪れるのが良いです。
ハウスメーカーとの打ち合わせを始めてから最も時間がかかるのは「間取り図」を作ってもらうまでの時間ですが、タウンライフでは複数社のハウスメーカーから一括で間取り・プランニングを作成してもらうこともできるので、これからモデルハウスを訪れてみたいという方は事前に活用することオススメしています。
予算オーバーのプランを提示されることもなく、競合他社のプランも持っておけるので、いざモデルハウスで打ち合わせをする時に無理な住宅プランを提案されることなく安心できます。
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このように家づくりのスタートはネットから始めるのがおすすめですが、最終的にはモデルハウスで担当者や設計士と打ち合わせを行うことになります。
どのようなことをするのか見てみましょう。
ハウスメーカーとの打ち合わせは基本的に住宅展示場モデルハウス内で行う
住宅展示場のモデルハウスには豪華なLDKの他に寝室や子供部屋も展示されており、大抵はその子供部屋サイズの6畳程度の個室で営業担当者・設計士と打ち合せを行うのが一般的です。
もちろん現在お住まいの家に来てもらことも可能ですが、モデルハウスにはそのメーカーで使用する部材がふんだんに使われていますので、自分の理想的な家を建てる上で大変参考になります。
- このモデルハウスの雰囲気にしたい
- 床材や壁紙はこんな感じが良い
- このバスルームをそのまま取り入れたい
など、実際の雰囲気や住宅部材を見ることでより夢が広がっていくので、なるべくなら毎回足を運んでモデルハウスで打ち合わせを行うのが良いでしょう。
契約までの打ち合わせの内容は、
- より詳細な予算を決めて間取り図を詰めて設計図を完成させる
- 住宅部材をある程度決めて、日程などの建築スケジュールを決める
これらが決まったら、合意のもとに契約を交わします。
その後、キッチンやバスルームなどの商品を住宅部材の展示場(LIXILやクリナップなど)へ行ったり、インテリアコーディネーターと内装を決め、外構(エクステリア)のプランニングなどを行います。
家づくりはやるべきことが多々ありますが、ハウスメーカー側の指示に従って順に行っていくのが一般的ですので焦らずに進めていきましょう。
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次に、“そもそもハウスメーカーとは”一体どのような会社なのでしょうか。
住宅展示場が存在する意味を知る上でも、知っておくと面白い話かもしれません。
そもそもハウスメーカーとは?
ハウスメーカー、工務店、建築事務所と注文住宅を販売・建築する業種はいくつかありますが、そもそもハウスメーカーとはについてお話しします。
ハウスメーカーの始まりは1959年、大和ハウスのミゼットハウスという工場生産したパネルを組み合わせて決まった規格で作るプレハブ工法が元祖と言われています。
3時間で建てられて価格は11万円程度という価格設定により爆発的にヒットした商品で、このミゼットハウスの台頭により「戸建ての工業化」が始まったと言われています。
「ミゼットハウス」は、戦後のベビーブームに生まれた自分の部屋が持てない子どもたちのために、「安くて、安全で、独立した勉強部屋ができないか」という発想から誕生した商品。パネル工法の技術を活かして、わずか3時間でできあがる勉強部屋として販売しました。これが我が国の一戸建てプレハブ住宅の出発点となります。
その後1964年の東京オリンピックから高度経済成長期が始まり、1976年に旧建設省・通産省が立ち上げた国家プロジェクト「ハウス55」(新住宅供給システムプロジェクト)という工業化計画により、大量の戸建て住宅の建築が始まりました。
それまでは地場の大工さんがコツコツと建築していましたが、高度経済成長と人口増加によって住宅の供給が間に合わなくなったために行われた国家計画だったのです。
ハウス55とは?
延べ床面積100㎡で500万円台の住宅を大量供給できる生産システムを1980年に実現することを目標にしたプロジェクトのこと
そして70年代後半〜80年代にかけて現在のハウスメーカー時代へと突入していきます。
ハウスメーカーは1970年代から本格化
「ハウス55」計画により国の後押しがあったことで、多くの会社が旗揚げされて本格的にハウスメーカーの時代が始まります。ナショナル住宅(現パナソニックホームズ)や積水ハウスなどが多くのCMを打ち出しはじめたのもこの頃です。
当初は住宅はできる限り規格化されたものを安く売るという大量供給ビジネスモデルでしたが、高度経済成長の豊かな時代を反映するかのように個人のニーズも高級志向に変わってきました。
そこでハウスメーカーは他社との差別化を行い、現在のように多様な仕様を持つハウスメーカーと変わり、団塊世代の「人と違うものが欲しい」という需要に応えるようになりました。
和風テイストな家は洋風テイストに変わり、和洋折衷を取り入れた日本独自の住宅にわかっていったのは1980年代。
当時、三井ホームがアメリカから持ってきた「コロニアル80」という洋風住宅を国内に持ち込み、そこから輸入住宅が流行して多くの団塊世代が洋風住宅を取り入れたデザイン住宅を求めるようになりました。
現在のハウスメーカーには多様なラインナップが揃っているのは、この時代の動きが反映されているのが大きな理由ですね。
ハウスメーカーは建てる会社ではなく売る会社
実はハウスメーカーというのは、家を建てる会社ではなく家を売る会社です。
実際に家を建てるのは地域に対応した下請けビルダー(建築会社、大工さん)です。
住宅展示場にモデルハウスを構える大手ハウスメーカーに毎日コツコツと現場で家を建築する大工さんは存在せず、ハウスメーカーは商品(家)を画一化してチェーン展開しているだけです。
自社工場で木材の組み立てを行っているハウスメーカーもあり、柱や梁といった部材やパネルなどはメーカー独自の部材を使っていますが、実際の建築現場では作業するのは下請け契約している大工さんです。
ちなみに現場監督はハウスメーカー側が担当となりますが、監督といえども毎日現場にいるわけではありません。あくまでも現場の責任者という立場としてです。
ハウスメーカーの評判がバラついてしまうのは、この大工さんの技術と現場監督の点検力に差異があるのが大きな原因ですので、悪評があったとしてもそもそもハウスメーカーの商品が悪いのか、現場の技術が悪いのか、そもそも会社の体制が悪いのか、を判断することは非常に難しいのですべての評判を信じることはオススメしません。
(※ ただし、すべての最終責任は販売するハウスメーカーにあります。)
住宅展示場はハウスメーカーの商品を見る場所と考えよう
モデルハウスへ訪れれば家の構造や耐震性、インテリアなどを自由に見学することができますが、あくまでもそのメーカーの商品の一部に過ぎません。
例えば、A社のモデルハウスが気に入ったからと行って、違う展示場のA社のモデルハウスへ行けば全く違ったりもします。
ものすごく噛み砕いて言うと、総合住宅展示場は家電量販店のカメラ売り場と同じようなもので、陳列してある各社メーカーの商品を閲覧する場所みたいなものです。
ですので、ネットで様々な情報(良いも悪いも)を知っておき、その上でモデルハウスへ訪れれば営業マンの話のウソ・ホントも見えてきます。
何も知らずに展示場へ向かうのは大きな間違いです。
さいごに
ということで、住宅展示場へ行くタイミングはネットで調べてから行った方が良いということがお分かりいただけたでしょうか。
十分な下調べをすることも大切ですが、実際に予算内で作れそうなハウスメーカーを絞るために間取りと見積もりをとっておくのが最も効率的かつ、予算オーバーに悩まない一番の方法です。
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それが相見積もりです。
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複数社にプランを提案してもらい、ベストなプランを提案してくれるメーカーを選ぶのが最も効率的です。
最良のパートナーを探すためには、予算内で家づくりができるかどうかの判断をしなければなりません。
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