住宅購入でまず最初に選ぶのが「一戸建て」か「マンション」。
購入を検討し始めている方なら、それぞれのメリット・デメリットについて何となく知っているかもしれませんが、まだまだ大きな勘違いをしている人も沢山います。
一般的に、広さを優先するなら一戸建てのほうが有利、駅近を優先すればマンションのほうが有利、というのが定説ですね。
費用面もマンションなら駅近や高級不動産会社なら高く、戸建てなら建売よりも注文住宅が高い。
ただし、一戸建てかマンションのどちらを選ぶべきかは、それぞれのメリット・デメリットを詳しく知り、家族のライフスタイルに合わせてじっくり検討する必要があります。
この記事では、一戸建てとマンションの違いでよく聞くウワサから、メリット・デメリットについて詳しく解説します。どちらを選ぼうか迷っている方にとってお役に立つ情報になれば光栄です。
※PRを含みます。
関連記事
先入観にとらわれてはダメ!一戸建てとマンションのウソ・ホント
まずは「一戸建てとマンションの違いをちょっと知っている」という方向けの話です。
一戸建て
- マンションよりも固定資産税が高いはウソ
⇒ 固定資産税はマンションのほうが高い。マンションは減価償却期間が47年間と一戸建ての22年間に対して2倍以上の期間があり、土地よりも建物に税金の割合を設定されているため、固定資産税が高い状態が長期間続きます。
- マンションより資産価値が断然高いはウソ
⇒ 建物の資産価値は20年でゼロになり、残るのは土地の資産価値のみ。ただ、土地の資産価値は大きく変わらないため、建て替えや増築など、孫の代まで受け継ぐことができる一戸建ての資産価値は高いと言えます。
マンション
- 共用施設が豊富で便利!は管理費に影響
⇒ マンションの共有施設は利用する人しない人に分かれ、いざ住んでみると一年で一回しか使用しないという人も多い。また、共有施設は管理費増加の原因にもなるため、充実した共有施設 があるマンションは本当に利用するかどうかをしっかりと見極めたいところ。
- 高層は日当たりがいい!は部屋による
⇒ 高層マンションで日当たりが良いのは南東側の部屋のみ。北西側は西日の問題や日照の悪さがある。高層マンションなのに常時カーテンを締めて生活している人もいるほどです。
一戸建てとマンションの大きな違い
それぞれの基本的な違いをまとめてみました。
一戸建て | マンション |
立地 | |
▲ 郊外が主流 駅近は土地が限られている上に価格が高いため、郊外に建てることで費用を一般的な住宅相場に合わせることができる。 | ◎ 駅から徒歩圏内が主流 駅近のマンションは人気が高く、資産価値も高い。そのため多くの不動産会社は駅から徒歩圏内にマンションを建設するのが一般的。 |
広さ | |
◎ 広い!90〜150㎡が一般的 一戸建ては費用に対して広い床面積を実現できるのが魅力だが、2階建てであることも理由のひとつ。注文住宅なら間取りの自由度も高く、庭を持てるのも有利。 | ○ 70〜90㎡が一般的 一戸建てに比べるとどうしても狭い。収納問題も起こりやすい。間取りの自由度が低く、ライフスタイルに合わた間取りより、マンションの間取りに合わせた暮らしを送ることになる。 |
維持費 | |
○ 管理費はかからないが修繕費はかかる 一戸建ては毎月回収される管理維持費がかからない。しかし、10年に一度ペースで家の修繕費用がかかるのが一般的であり、主に外壁や屋根など構造に関わる修繕に費用がかかる。トータルでマンションの管理費ほどはかからないが、100万円単位の修繕費がかかるケースもある。 | ▲ 管理費、駐車場なども費用がかかる 管理費や修繕積立金などのランニングコストが毎月かかり、2〜3万円が相場となっている。 |
セキュリティ | |
△ 防犯設備の導入は高額 マンションに敵わないのが防犯面。防犯ガラスやカメラを導入することで強化することができるが、初期導入費用は決して安くない。 | ◎ 防犯設備が充実している マンションの最大のメリットは防犯面と言っても過言ではない。玄関カメラやオートロックなど設備が充実しているため、そもそも泥棒がマンションに侵入するのはリスクが高いと言われている。 |
住宅設備 | |
○ 予算に合わせて自由に選べる 注文住宅ならキッチン、バスなどを間取りに合わせて自由に選ぶことができ、自分らしい暮らしを実現できる。戸建ての場合は難しい。 | ○ 生活に便利な設備が標準装備 近年のマンションでは生活に便利な設備が備えられているのが当たり前。新築なら室内設備も選ぶことができ、最新の住宅設備を使った暮らしを送ることができる。 |
静音環境 | |
○ 近所へ配慮はマンションとは比べ物にならない 郊外の静かなエリアなら周辺の騒音が気にならないが、何よりも上下階への騒音配慮は格段に少ない。特に小さな子どもがいる場合は、騒音を出すことによるストレスが少なくて住むのが魅力だろう。 | ▲ 100%の防音は不可能 高層マンションの上層階であれば周辺の騒音は気にならないが、一般的には騒音が多いエリアに建てられるのがマンション。ペアガラスなどで防音性は高いが、郊外の一戸建てエリアに比べることはできない。 |
資産価値 | |
◎ やはり土地の資産価値は凄い 建物の価値は20年でほぼゼロになってしまうが、家を資産価値として見た場合、土地のある一戸建てはやはり有利。 | ○ 年数とともに低下する マンションの建物の価値は一戸建てに比べて下がりにくい。売却時に高価で売れるのもマンションだ。 |
あなたは一戸建て派?マンション派?
それでは実際に一戸建て・マンションに住んでみた方の意見をまとめてみます。
これらの情報を元に、「自分のライフスタイル」を想定しながら検討してみてください。
※これらの内容は当サイトで行った住宅購入者インタビュー、住宅情報サイト等の口コミ情報から厳選しています。
一戸建派:「戸建てで良かった」と感じる点
子供を伸び伸びと育てられる環境がいい!家で騒いでも気にならないし庭で遊ぶ姿を見た時、戸建てにしてよかったと思ったです。
家族のライフスタイルに合わせて自由な間取りが作れました。効率的な動線が作れて快適に暮らせています。
住宅設備のチョイスや配置も自由自在。念願のアイランドキッチンを導入したので、毎日の料理がとても快適で楽しいです。
収納スペースを充実させたので、年々増えるモノをしっかりと収納できています。まだまだ余裕があるのが嬉しい。マンションならここまで収納できなかったと思います。
スーパーで買った荷物を運ぶ時も、駐車場からキッチンまでの距離が短いのでストレスがないのがいいですね。
駐車場を広めに作ったので毎日の駐車が楽です。車の大きさや車種も問わないので、今後も自由に好きな車を選べるのが嬉しいです。予算と建ぺい率に余裕があればガレージも作りたかったです。
二世帯にしたので、子育ての負担が減って自由な時間を確保できるようになりました。親とは完全分離型の二世帯住宅なのでプライバシーの確保もバッチリです。
自分の終の住処が出来たという安心感。マンションのような共有物ではない満足感だと思います。戸建てならではの「自宅を持つ」という充実感は変えがたいものです。
一戸建派:「戸建ては大変・・」と感じる点
とにかく土地探しが大変だった・・。今思えばハウスメーカーに土地探しから任せても良かったなと思ってます。
セキュリティ面で心配なことはありますが、防犯窓(CPガラス)なので侵入されることはないと思います。それでも不安な点は残りますね。
賃貸マンション暮らしから注文住宅にしましたが、冷暖房の効率が悪いのか光熱費が上がりました。ちなみに吹き抜け住宅です。見た目はいいけど冬はとても寒いですね。
ゴミ出しは曜日と時間が決められているので面倒だと感じました。その点、いつでもゴミ出しできるマンションが羨ましいです。
自治会の持ち回りが大変でした。高齢者が多い地域なのでより大変・・・。
マンション派:「マンションで良かった」と感じる点
駅近の立地で通勤も買い物もとにかくラク。車を所有しているが持っていなくてもいいかもと思うように
マンションの下がスーパーになっているので、自宅に大きな冷蔵庫がある感じで暮らせています。笑
機密性が高いのか、冬でも寒くないです。
宅配ボックスがあるので、不在でもネットショッピングしやすくなりました。共働きなので本当に助かっています。
24時間、いつでもゴミ出しをできるのがいいです。自宅にゴミが溜まることがないですね。特にネットショッピングで溜まった段ボールを自宅に保管しなくていいのが最高です。
セキュリティ面が充実していて本当に安心です。
マンション派:「マンションは大変・・・」と感じる点
遮音・防音はしっかりしていると聞いていましたが、両隣、上下階の騒音が気になる。思ったほどではないが一戸建てには敵わない。
エレベーターを待つ時間が長く、重たい荷物を持っているときは辛いです。
同じマンションに問題のある人がいてちょっと怖いです。
共有施設、入居後に数回利用したが、数年後には使わなくなってしまった・・・。今では無駄に管理費を取られているような気がしています。
高層階に住んでいるため、ちょっとした地震でもゆっくりと大きく揺れるので気持ち悪くなってしまいます。
収納が圧倒的に足りなくなっているため、トランクルームを借りています。勿体ないとは分かっているんですが・・・。
管理費を支払うのがストレス・・・分かってはいましたが、なんだかんだで年間30万円近く払っているのかと思うと。
まとめ
マンションは一戸建より安いと言われる時代もあったが、現在ではそんなことありません。むしろマンション価格が高騰していることもあり、駅近のマンションともなるとなかなか手が出せないこともあるかと思います。
一方、戸建住宅の価格は大きな変化がありません。
費用面では一戸建てが勝ると考えても、維持費や修繕積立費を忘れている方も多い。一戸建ては定期的なメンテナンスと修繕が必要になり、そのための修繕費はコツコツと貯めていかなければなりません。
これから子育てが始まる夫婦なら、一戸建てかマンションのどちらが良いのか非常に迷うところだと思います。
夫婦の理想のライフスタイルだけでなく、子供の成長を考えた家が必要になります。
一戸建てでもマンションでも「家づくり」という言葉に変わりはありません。
それぞれのメリット・デメリットをしっかりと想定しておくことが、住宅購入後のストレスを減らすことができるので、しっかりと判断して選んでみてください。
一戸建ての注文住宅の価格、間取りを見てみたいという方は、タウンライフという「複数の住宅メーカーに間取りを一括請求できるサービス」を活用してみてください。
注文住宅の費用が明確に分かるため、マンション価格とも比較することが可能になります。
オリジナルの間取り図を一括依頼│タウンライフ家づくり<無料>
▶ タウンライフ(【PR】タウンライフ)
【PR】タウンライフ
[間取り図・見積もりを一括請求]
希望の予算をもとに、効率的に住宅メーカーを見つけるためには『複数社から同一価格で見積りを提案してもらう』のがベストです。
それが相見積もりです。
すでに注文住宅を建てた方のほとんどは相見積もりを行っており、他社のプランと比較した中で自分の理想の家を立てています。
複数社にプランを提案してもらい、ベストなプランを提案してくれるメーカーを選ぶのが最も効率的です。
最良のパートナーを探すためには、予算内で家づくりができるかどうかの判断をしなければなりません。
限りある予算の中、憧れのメーカーで家を建てられるのか知りたいところ。
そこで注目されているのが『タウンライフ』という間取り作成サービスです。
これら注文住宅ならではの「オリジナルな家づくり計画書」を、一括で複数社のハウスメーカー・工務店から提案してもらえます。
全国600社以上、うち大手22社のハウスメーカーが含まれており、希望エリアに対応した工務店まで見つけられのもポイントです。
こんな間取りプランがもらえる
これらの複数の間取り図から、気に入った組み合わせて"いいとこ取り”ができるのもポイントです。
このようなサービスを受けられるのはタウンライフしかありません。
「タウンライフ家づくり」の申し込みは3分で完了
間取り図作成依頼の手順は3ステップで完了です。
公式サイト → タウンライフ
チャットボットで進めるので非常に手軽です!
希望エリアの都道府県、市区町村をクリックして依頼スタート。
分かる範囲で大丈夫です。
敷地図などをお持ちの方は、その画像を添付しましょう。(スマホで撮影したものでもOK)
これで完了!「オリジナル家づくり計画書作成を依頼する」ボタンを押すだけ。
タウンライフを利用するべきメリットは、見積もりや間取り図が貰えるだけではありません。
- 知らなかった住宅メーカーや工務店に出会える
- 見積り書がもらえるので費用の中身が見える
- 各社の違いが一度に比較できる
- 一社一社に直接出向いて打ち合わせをしなくて良い
- 営業マンの売り込みを避けられる
- 各社の間取りプランのいいとこ取りもできる
と、今後の家づくりにおいて良い影響を受けることが多々あります。
期間限定プレゼント「成功する家づくり7つの法則」がもらえる
1級建築士が作成した家づくりに欠かせないポイントが分かりやすくまとめられた冊子です。
- 家づくりの考え方
- 間取り・エクステリアの作り方
- デザインの考え方
- 風水や法律知識
などをシンプルに凝縮した内容となっています。
この冊子を読みながら、ご自宅に届く複数社からの間取り図を見比べてみると、家づくりの考え方が大きく変わるかもしません。
公式サイト → タウンライフ