新築を建てる前に必ず行う「地盤調査」とは?費用から調査方法まで分かりやすく解説

土地を購入して新築を建てる方、すでに土地建物をお持ちで建て替えをする方は、建築前に必ず「地盤調査」を行います。

地盤調査とは、土の強さ・密度・硬さ、地層がどのようになっているかを調べる調査になります。

この地盤調査の結果によって「地盤改良工事」の有無が決まります。

昨今では大地震への不安から耐震性の高さが注目されていますが、そもそも地盤は建物の性能に大きく関わるため、調査と対策が緩ければ元も子もありません。

 

住宅展示場や工務店に足を運んで営業を受ける際、まず最初に”土地の調査”をしてもらいます。

地盤調査費用に関しては住宅メーカーによって異なり、約5万円前後で調査してもらうケースが多いですが、最大手のハウスメーカーなどでは無料で地盤調査をしてくれるので、やってもらえるならお願いしておいた方が得策です。

ちなみに事前の地盤調査はあくまでも見積もりに反映させておくための簡単な調査になるので、仮契約〜本契約と話が進めば本格的な地盤調査を再度行います。

地盤調査を行って地盤改良工事を行う確率は約30〜40%とも言われています。

半分までは行かないものの、日本の土地の脆弱さを感じざるを得ませんね。

 

地盤調査とは?

建物を建てる前に地盤の強度を把握し、その上に建物を建築できるかを判断するための調査のことです。

地盤が沈むリスクや建物が傾くリスクを避けるためにも地盤調査は必須です。

その土地の周辺は頑丈な地盤と聞いていても、実際に調査してみると意外と柔らかい地盤だったりすることもあります。近隣と10m違うだけでも地盤の強度は変わるため、地盤調査を行わなければ分からない事実が見えてきます。

地盤が弱かった場合、地盤改良工事を行う必要があります。

地盤改良工事は数十万〜数百万円もの費用が発生しますが、万が一の大地震で地盤が緩み、家が傾いてしまえば更に高額な修繕工事が必要になります。

ですので、地盤調査と改良工事は住まいの安全とコストが大きく左右するため、建築では欠かせない工程のひとつです。

(※ちなみに著者は非常に地盤が弱いエリアに注文住宅を建築したため、地盤改良工事で230万円を費やしました。)

 

地盤調査は法律で義務化されているものではありません。

ただし、2000年に住宅に品確法(品質確保の促進に関する法律)が施工されており、建物引き渡し後10年以内に瑕疵(かし:=欠陥)が合った場合、施工を行った会社が瑕疵担保責任(無償で修繕を行う義務)が課せられるようになりました。

そのため施工会社は万一の補修費用に備えるために瑕疵担保保険に加入しているのですが、加入するには地盤調査を行う必要があるため、事実上、地盤調査は必ず行われるというワケです。

 

地盤調査の方法

一般住宅用の地盤調査の場合「スウェーデン式サウンディング試験(SWS試験)」という調査方法が一般的です。

ハウスメーカーのほとんどはこのSWS試験で調査を行うので詳しく解説したいと思います。

スウェーデン式サウンディング試験(SWS試験)とは?

 

 

 

 

地盤調査はいくら?費用・相場について解説

 

 

●住宅メーカーが無料で行ってくれることも

 

 

●地盤調査にかかる時間はーー

 

 

■地盤調査の結果は?

 

 

 

■[まとめ]地盤調査についてのおさらい

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